日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2011年8月24日、国内向けノートパソコンの一部を、東京の昭島工場において同年8月8日から生産していることを明らかにした。現在は企業向けの2機種だけが対象だが、2012年2月までには国内向けノートパソコンの8割以上を生産するという。
同社では、デスクトップパソコン、ワークステーション、サーバー製品については昭島工場でも生産しているが、ノートパソコンについては海外の工場でのみ生産していた。
同社は、2011年6月17日、同社ノートパソコンの生産拠点の一部を、2011年8月から国内に移すことを発表。発表通り、2011年8月8日から、東京の昭島工場で生産を開始した。ユーザーの要望に合わせて仕様や構成を作り込む注文仕様生産(CTO)方式で提供する。
国内で生産することのメリットは、納期を短縮できること。「今まで2週間だった納期を、5営業日に短縮できる」(取締役 副社長執行役員パーソナルシステムズ事業統括の岡隆史氏)。
そのほか、「国内スタッフの細かい品質管理による品質向上を期待できる。ユーザーのフィードバックを、即座に生産現場に伝えられるといったメリットもある」(パーソナルシステムズ事業統括 PSGサプライチェーン本部本部長 昭島事業所長の清水直行氏)。
8月に国内生産を開始したのは、企業向けノートパソコン2機種。15.6型液晶を搭載した「ProBook 6560b Notebook PCシリーズ」と、12.5型液晶搭載の「EliteBook 2560p Notebook PCシリーズ」。これら以外の企業向けノートパソコンや個人向けノートパソコンについても、順次、国内での生産開始を予定している。「2012年の2月までには、カスタマイズできないミニノートなどを除いては、全て国内で生産したい」(岡氏)。具体的には、「85%程度になるだろう」(清水氏)。