Windows 8.1のエクスプローラーを開くと、左側のナビゲーションウィンドウに「ホームグループ」というアイコンが表示される。ホームグループとは、Windows 7から搭載されている新しいファイル共有機能のことだ。Windows 7以降の機能であるため、Windows XP/Vistaから乗り替えたユーザーの中には、ホームグループの使い方を知らない人も多いのではないだろうか。
そこで今回のWindows8.1道場は、新しいファイル共有機能「ホームグループ」の設定と利用方法を解説する。
「ネットワークの場所」を確認する
Windows XPを使っていたユーザーなら、「簡易ファイル共有」という機能をご存じだろう。簡易ファイル共有は、ユーザーアカウントの設定をせずに、簡単にファイル共有ができてしまう便利な機能だったが、それ故にセキュリティの問題を指摘されることがあった。
Windows 7のホームグループも、同じようにユーザーアカウントの設定なしにファイル共有が可能だ。ただし、初めてアクセスしてきたユーザーに対してはパスワードを要求するため、簡易ファイル共有よりもセキュアな運用が可能になっている。
それでは、ホームグループの設定方法を解説する前に、PCの「ネットワークの場所」を確認しておこう。これは、「ネットワークの場所」が「パブリックネットワーク」になっていると、ホームグループが利用できないためだ。
Windows 8.1で「ネットワークの場所」を確認するには、コントールパネルを開き「表示方法」を「大きいアイコン」または「小さいアイコン」に切り替える。すると、一覧に「ネットワークと共有センター」のアイコンが現れるのでクリック(タップ)する。「ネットワークと共有センター」が表示されたら、「ネットワーク」欄に「プライベートネットワーク」と表示されることを確認する(図1)。