新しいAIRのニュース
いろんな新発表が続いているadobe MAXですが、AIRに関する情報もでています。
FlashでiPhoneアプリのニュースに押されてますがこちらも新要素たっぷりです。
まずはadobe AIR team blogの記事。
Previewing Adobe AIR 2 at Adobe MAX
そしてわかりやすい上条さんの日本語記事
Adobe AIR 2 のアナウンスについて
それでは項目を洗ってみましょう。
・プロセス間通信(同一マシン上で実行されるアプリケーションと通信を行うための API が提供)
YUREXの時のようにデバイス・ドライバ等とAIRアプリ間が連携したい場合にかなり実装負荷が軽減される
ということでしょうか。AIR間ならlocalconnectionでできましたしね。
APIなので相手側アプリの実装などにもよると思いますが、情報取得系のネイティブアプリ+AIRという
パッケージで可能性がかなり広がると思われます。双方向が可能なのかすごく気になります。
・外部記憶デバイスのサポート(AIR アプリから外部記憶デバイスの接続・切断を検知できる)
データのエクスポートなどの実装に変化があると思われます。
・ファイルオープン(関連付けられているアプリケーションを OS から起動できる)
これまでAIRはFlashで扱えるファイルという限界がありましたが、そこをOSの機能に渡すことができます。
ライブラリ系のアプリなどにおそらく変化が。
・パフォーマンス改善(従来の AIR アプリそのままでも少ないメモリと CPU で実行可能)
FlashPlayerのアップデートの影響と思われます。これまでのアプリでも変化が、ということなので。
・マイクの使用(AIR アプリ実行中のマシンのマイクから音声を取得するための API を提供)
・新しい入力方法(マルチタッチ (Windows 7) とジェスチャー入力 (Windows 7, OS X 10.6) をサポート)
最初に思ったのはKIOSK端末、POS端末などのUIをAIRでできてしまうようになることでした。
ジェスチャーは操作学習が必要なためKIOSKとしては微妙な気もしますが。
世の中のPC全部タブレットになっちゃえばいいのに。
・新しい WebKit(高速化された JavaScript エンジンや、HTML5/CSS3 のサポート)
標準追随は素直にうれしいものです。
・ソケット機能強化 (ローカルサーバとしての使用が可能に)
プリントサーバになるとか?プロキシアプリになるとか?P2Pアプリのようなことも可能とのこと。
ざっと洗ってみましたが、かなり通常のネイティブアプリにできることに近くなったと思われます。
こうなるんじゃないかと想像の部分もありますのでご了承ください。
年内にベータ版公開とのことですので、続報に期待です。