SVAのサイクロン被害救援活動についてその2 ― 2008年05月13日
前記事の続きです。
SVAからのプレスリリース第2号が出たので転載します。
なお,SVAでは昨年末のバングラディシュのサイクロン被害に対する緊急救援活動も行っていますので,そちらへの支援もお願いします。
◆◆ミャンマー(ビルマ)・サイクロン(台風)被害 緊急救援事業Vol.2◆◆~救援活動を開始!~
2008年5月12日発行
社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)
▽本リリースの印刷用PDFファイル
http://sva.or.jp/eru/myanmar/images/myan20080512.pdf
▽ミャンマー(ビルマ)・サイクロン被害 緊急救援事業ホームページ
今回のサイクロンの被害は、5月11日の国連(OCHA)の推計によると、死者10万2千人、行方不明者22万人という可能性が発表されました。多くの方が亡くなっただけでなく、この瞬間にも被災地では人々が路頭に迷っています。SVAでは緊急救援物資を被災者へ届けるべく活動を開始いたしました。
◆被災地の状況◆
本日12日現在、SVAの元には現地の状況が伝わって来ています。
犠牲者の多くはミャンマー(ビルマ)南部の「エヤワディ管区」などの海岸線や中州地帯に集中しています。水辺で暮らしていた多くの方が犠牲となりました。今も泥水の中に、たくさんの子どもたちの遺体が浮いているのが被災地の真の姿です。
生き延びた方々も厳しい環境にいます。強風や濁流により家を失った人々は、190万人を超えるとも伝えられています。多くの方は、近所のお寺や学校に身を寄せていますが、水や食料が足りないという事、また衛生環境が悪化する中で、医薬品が足りていないために感染症や伝染病が蔓延する事などが心配されています。
▽家屋を失い仮の小屋に身を寄せる家族 (Photo:DKT) http://sva.or.jp/eru/myanmar/images/20080512-1.jpg
◆SVAの救援活動◆
現在当会では、緊急救援物資の配布を計画しています。不足している水や食料、医薬品の他に仮住まいを作るための資材なども検討しています。
当会では、タイ・ミャンマー(ビルマ)国境の難民キャンプでの活動を続けてきた強みを生かして、現地のNGOや国際仏教団体などと調整を始めており、これらの組織を通じて、ミャンマー(ビルマ)国内の住民組織と協力を図っています。
政府の支援が届かない人々を対象に、被災地内で緊急救援物資を直接配布する事を計画しております。
▽浸水した屋内に避難する村人たち (Photo:DKT)
http://sva.or.jp/eru/myanmar/images/20080512-2.jpg
◆募金受付を開始いたしました◆
今回の未曾有の災害に際して一人でも多くの被災者の支えとなるべく努めていきたいと思います。皆様にご支援をお願い申し上げます。
■募金受付の郵便振替口座■
加入者名:社団法人シャンティ国際ボランティア会
口座番号:00150-9-61724
※通信欄に「ミャンマー・サイクロン」とご記入ください
※郵便局からの振り込み手数料は免除されます
※特定公益増進法人への寄付として、所得税及び法人税の優遇措置があります
■お問い合わせ■
(社)シャンティ国際ボランティア会(SVA)東京事務所
緊急救援担当:白鳥
〒160-0015 東京都新宿区大京町31慈母会館2・3F
TEL:03-5360-1233
FAX:03-5360-1220
E-mail:eru@sva.go.jp(小文字に直してください。)
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