ソニーは10月3日、幕張メッセで開幕した「CEATEC JAPAN 2006」の会場でBlu-ray Discレコーダー2機種を発表した。500GバイトHDD搭載の「BDZ-V9」と250Gバイトの「BDZ-V7」をラインアップ。12月8日から順次発売する。
型番 | BDZ-V9 | BDZ-V7 |
---|---|---|
HDD容量 | 500Gバイト | 250Gバイト |
チューナー | デジタルWチューナー搭載 | |
HDV/DV入力、USB端子 | ○ | |
ホームサーバー機能 | ○ | ー |
おでかけ・おかえり転送 | ○ | ー |
発売日 | 12月8日 | 12月16日 |
価格(※1) | 30万円前後 | 25万円前後 |
展示会場のソニーブースで行われた発表会では、ソニー、コーポレート・エグゼクティブSVPの西谷清氏が登壇し、レコーダー2機種と「VAIO」2機種を紹介した。「Blu-ray Discは、ハイビジョンをリビングルームで楽しむ中核となるもの。地上デジタル放送の普及が進み、また年末にはBlu-rayタイトルが数多く登場する。(新しいBDレコーダーで)家庭のリビングルームに新しい映像、最高の音質を楽しめる環境を提案していきたい」。
新製品は、どちらも地上デジタル/BSデジタル/CS110度のデジタルハイビジョンチューナーを2つ搭載し、2番組同時録画が行える。Blu-rayドライブは4倍速ダイビング対応。地上デジタル放送のハイビジョン番組(約17Mbps)の場合なら、再生時間の4分の1でムーブできる。
記録メディアは、BD-R ver.1.1およびBD-RE ver.2.1をサポートするが、残念ながら2層メディアには非対応だ。このほか、DVD-R/-RW/+RW/+R/+R DLの録画再生(DVD-R/-RWはCPRM対応)および、「BDZ-S77」などで録画したカートリッジ入りのBD-RE1.0ディスクの再生も可能となっている。
もちろん11月から豊富に登場するBDビデオパッケージソフトも再生できる。インターネット接続には非対応ながら、Javaなどを使用したインタラクティブコンテンツをサポート。さらにBDZ-V9はHDMI出力時に1080P出力をサポートし、アナログ放送やDVDソフトもアップコンバートして1080Pで出力できる。
新製品は「スゴ録」ブランドではないが、スゴ録でお馴染みの機能も満載だ。たとえば録画したハイビジョン映像の再生時などに効果を発揮する適応型ノイズリダクション「Dマトリックス NR HD」、HDVのハイビジョン・ハンディカム対応、「x-おまかせ・まる録」「ダイジェスト再生」「x-Pict Story HD」、携帯電話録画予約といった機能を搭載している。x-Pict Story HDで作った映像はBlu-ray Discにも保存できるようになった。
またBDZ-V9だけの機能として、録画番組をPSPに転送して楽しめる「おでかけ・おかえり転送」、DLNAベースの「ホームサーバー機能」などがある。
ソニーマーケティング取締役常務の鹿野清氏は、年末商戦向けのマーケティング戦略として、銀座ソニービルをはじめ、全国各地に「ソニーのハイビジョンクオリティの世界」を体験できる場所を設けると発表した。「ハイビジョンについて何でも訊ねることができるカウンターデスクを用意する。ソニーのHDクオリティを全国で堪能していただきたい」(鹿野氏)。
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