え……?これパンの耳?
サンドイッチを作る際に余るパンの耳。みなさんどうされていますか? ラスクにしたり、フライにしたり色々使い道はありますが、本日ご紹介するレシピははいつもの味とは一味違う! やみつきになる廃人飯をご紹介させていただきます!
今回パンの耳を使ったレシピを作ろうとしたきっかけは、歌舞伎座裏手にある「喫茶アメリカン」という喫茶店で、ランチにこのようなサンドイッチを買ったからです。
ご覧ください、このパンの厚さを!公園ランチで注目の的。
そこで、お店で手に入れたパンの耳を使って廃人飯を作ってみました。
1. まるでヒレカツ!パンの耳カツ丼
《材料 1人分》
- パンの耳・・・・・・・40g
- 玉ねぎ・・・・・・・・1/4個
- 溶き卵・・・・・・・・1個分
- 水・・・・・・・・・・ 20 cc
- めんつゆ(2倍濃縮)・・20 cc
- ごはん・・・・・・・・茶碗1膳分
- パン粉・・・・・・・・適量
- 揚げ油・・・・・・・・適量
- サラダ油・・・・・・・小さじ1/2
《作り方》
パンの耳カツ
- パンの耳を水で軽く濡らし、まな板の上に並べて麺棒で伸ばす。
- 耳が互いにくっつき、一枚のカツのようになったら端を切り落として形を整える。
- 2. に溶き卵、パン粉を順につけたら180℃の油でカリッと揚げる。
割り下
- 玉ねぎは薄切りし、油を入れて熱したフライパンでさっと炒める。
- 弱火にし、水とめんつゆを混ぜて加えてひと煮立ちさせる。
- 溶き卵を加えて菜箸でさっとかき回す。
ここまでできたら、フライパンにパンの耳カツを入れて衣に割り下の味をつけます。
ごはんの上に割り下をかけ、パンの耳カツを乗せて完成。
見た目は完全にカツ丼です。
食べたらヒレカツ? と間違えてしまうくらいでした!
脂っこくなく、あっさりとしているので、脂を控えている方にはぴったり。
カツ丼が食べたいけど、ちょっとお財布が軽い……
という方にも嬉しい節約カツ丼です。
2. ボリューム満足!パンの耳ベーコン巻き
《材料 1人分》
- パンの耳・・・・・4枚
- ベーコン・・・・・2枚
- (A)しょうゆ・・・・・小さじ1
- (A)みりん・・・・・・小さじ1
- オリーブオイル・・適量
《作り方》
- パンの耳をスティック状に細く切る。
- 切ったパンの耳をベーコンで巻く。
- フライパンにオリーブオイルを引いて中火で熱し、2.をベーコンに焦げ目がつくまで焼く。
- Aを加え、ベーコンに絡める。
見た目の通り、ボリューム満点!
スティック状にカットしたパンの耳をベーコン2枚で巻いただけのシンプルなレシピですが、甘辛いたれとマッチしておいしいです。
パンとお肉を同時に食べることができるので、忙しい朝にピッタリです。
パンの耳はトースターで軽く焼いてからベーコンで巻くと、カリッとした食感が楽しめますよ。
3. ふっくらもちもち!パンの耳バーグ
《材料 1人分》
- パンの耳・・・・・・・50g
- 玉ねぎ・・・・・・・・1/8個
- 卵・・・・・・・・・・1/2個
- (A)すりおろしにんにく・・小さじ1
- (A)ナツメグ(あれば)・・適量
- (A)塩・・・・・・・・・・適量
- オリーブオイル・・・・・・小さじ1
- 中濃ソース・・・・・・・・適量
《作り方》
準備:パンの耳を細かく刻む。これくらいの大きさを目安にしてください。
- 玉ねぎをみじん切りし、パンの耳とともにボウルに入れたら、溶き卵とAを加えて手でよく混ぜ合わせる。
- ハンバーグのように1.の形を整えたら、フライパンにオリーブオイルを引いて中火で熱し、両面をこんがりと焼く。
- 器に盛り、中濃ソースをかけて完成。
ふっくらもちもちのハンバーグ。
パンの耳で作ったなんて言わなければわからないと思いませんか?
ナツメグとニンニクが効いた、パンの耳ハンバーグの完成です。
食べ応えは充分にあるので、主食はもはや不要。
パンの耳バーグひとつで満腹になれますよ。
ラスクなど調理法が限定されがちなパンの耳ですが、パンの耳が持つ適度な固さを生かしたレシピを3つご紹介させていただきました。
揚げてカツにしたり、スティック状にしてベーコンで巻いて焼いたり、細かく刻んでハンバーグにしたりと使い方次第でおいしい料理に変身します。
パンの耳を活用してどんどん料理を作ってくださいね!
食の広報YUICHI
1984年7月1日 神奈川県生まれ。PRブランディングを仕事とする。学生時代はスペイン語を専攻、卒業後は貿易会社、翻訳会社に勤務し、料理とは無縁の生活を送る。前職の勤務を始めた2010年、慣れない大阪での一人暮らしと仕事の厳しさで落ち込んで帰宅したある日、夕飯にみそ汁を作って気持ちが前向きになったことで料理が気持ちを癒す力があることを体験。以来たくさんの料理を自炊するようになり、料理家としての活動を目指すきっかけとなる。広報スタッフとしての仕事をする傍ら、レシピの発信や飲食店舗の取材を通じた記事を発信している。
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(編集:フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com)