MacBook、かなり良くなったみたいだし、MacBook Proにする意味あるの～ん？
もはや新MacBookは、13インチのMacBook Proとも変わんないかもしれないし、敢えて高い新MacBook Proを買う意義は、一体どこにあるのか…な～んて疑問に思っている皆さま、すごいベンチマークが出てきましたよ。やっぱり真のパワーユーザーは、MacBook Proこそ買いであるかもしれません。
では、続きに満載のベンチマークグラフ画像を、まずはその目でチェックしてみてくださいませ。
すでにGiz Explainsでも話題になっていましたが、新MacBook Proの強みは、やはりNVIDIA製の｢GeForce 9600M GT｣稼動モードを選択できる点にあるでしょう。もちろん新MacBookでも、同じくNVIDIA製のチップセットとGPUを統合した｢GeForce 9400M｣が標準搭載されていますが、この2種類のグラフィックスカードのパフォーマンスの明暗が、今回のベンチマークでもクッキリと表れてきた感じですね。
まずは、非常に美しいグラフィックスでは定番の｢Crysis｣を利用したベンチマークから！ まぁ単純にグラフィックスカードの違いで競っているというよりは、CPUにしろ、メモリにしろ、総合的にMacBook Proが勝る状況下でのベンチマーク比較ではあるのですが、そもそも今回の趣旨が、新MacBook Proは、新MacBookよりも絶対に買いなのかどうかを検証するという目的であったことを考えると、なかなかこの比較も意義深いものでしょう。
さすがに、下側のグラフに示された、恐ろしくPCパワーを必要とする、あの｢Crysis｣で評判のジャングルでの戦闘モードは、ほぼノーマルモードという上側のグラフと比較して、どちらの機種でもフレームレートの低下は避けられませんが、それにしても、どの状況下のベンチマークでも、新MacBook Proが、新MacBookの約1.5倍はハイスコアとなるパフォーマンスを維持しているというのは注目ですよ。あくまでもザッと見た評価ではありますが、新MacBookなら、｢Crysis｣のクオリティ設定は最下位でしか推奨できませんが、新MacBook Proであれば、中程度のクオリティ設定でも、ほぼ満足して｢Crysis｣をプレイ可能と断言してもよいでしょう。
最後になりましたが、｢Adobe After Effects CS4｣での動画処理と、｢Adobe Photoshop CS4｣での画像処理のレンダリングによるベンチマークスコア比較を見てみましょう。こちらもやはり、これまでの比較と同様に、新MacBook Proの処理時間は、新MacBookで要する処理時間よりも短縮されていることが一目瞭然となっているのですが、興味深いのは、意外にも同じMacBook Proのスペック上では、省エネ重視のGeForce 9400Mであれ、パワフルさが売りのGeForce 9600M GTであれ、それほど大した違いは出ていないようでもありますね。ただし、この辺の違いについては、もう少し詳しく検証を進めてみる必要もありそうですが…
さてさて、いかがでしたでしょうか？ 新MacBook Pro、やっぱりいいですよね。新MacBookとの性能差は歴然としていることが判明しましたよ。特にMacでゲームを満喫したいユーザーの皆さまや、Boot CampでWindowsを起動させて使いたい皆さま、もう迷うことなくMacBook Proこそ買いであると言えるでしょう！
［MacBook and MacBook Pro Review］
Jason Chen（原文／湯木進悟）
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