そんな汚い言葉、私には分からなくってよ!
まるでそう答えるがごとく、どんなにアラームが鳴りまくって、「おい、止まれ」だの、「やかましい」「うるさい」「もうちょっと寝かせろ」だの、あらゆる悪態をついてみても、ひたすら起こし続けてくれます。この完全音声コントロール対応の目覚まし時計「Moshi IVR Alarm Clock」を止める唯一の方法は、「Hello, Moshi」と、まずは名前を呼んで挨拶し、「Welcome, Command Please」という女性の声の応答を待ってから、お望みのコマンドリクエストをする以外にはありませんよ。
ちなみに音声コマンドでの操作バリエーションは、実に全12種類と非常に豊富で、現在時刻や日付のアナウンス、アラームのセットから、室温やライトアップのリクエスト、おまけに子守唄を歌ってくれるお願いに至るまで、多種多様なメニューが用意されています。ただし、あくまでも、優しく名前で呼びかけて、お決まりの丁寧な言葉遣いでお願いされた時しか、言うことを聞いてくれない、ちょっぴりツンデレ仕様のようでもあります…
50ドルという販売価格はリーズナブルですし、たとえ目の不自由な人でも、話しかけるだけでコントロールできる高い操作性から、世界盲人連合(World Blind Union)公認の目覚まし時計ともなっているようですね。John Herrman(原文/湯木進悟)
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