困ったときの地方ニュース頼み。
アニー・シューバートさん(写真)はブレッド&バターのWindows搭載型デルで新学期に備えようと考えていました。が、オンラインで「ワードも使えるよ~」と聞いて買ったオススメが、たまたまUbuntu搭載のデルだったところから混乱が始まります…。
マディソンエリア工科大学(太字は僕、以下MATC)のオンライン科目を履修しよう思って、Ubuntu搭載のデルを買ったアニーさん。履修要件には「MSワード」、「ネット接続環境」とあります。ところが…
マシンにベライゾンDSLインストール用CDを挿入しても動かない…
ワードはワードでも「マイクロソフト」という名はどこにもない…
デルに電話で問い合わせてみたら、コールセンターののんびりしたサポート係が、「Ubuntuで全部それ、できるはずですよー(僕もそう言うでしょうね)、大学生の間でも評判いいし完璧ですって」と言うので、すごすご引き下がったそうです。
で、もたもたするうち新学期が始まって登録の期限が過ぎてしまったので、アニーさんは、ベライゾンや大学のMATCに電話するんではなく、テレビ局WKOWの「Troubleshooter」担当デスクDan Cassuto記者にヘルプを求めたのです。
局側で大学に問い合わせてみたところ、「そのマシンで大丈夫、登録も待ちますよ」、ベライゾンも「CDからロードできなくても他に方法はあるのでサポートスタッフを自宅に派遣します」と言ってくれて、一段落。
Ubuntu搭載マシンがネットに繋がらない、「Open Office」が「MS Office」じゃなくて頭が混乱したからって、それでコースを諦めるというのも、番組の構成に無理がありますけどね…。
これ読んでるみなさんや僕だったら、CDインストールしなくてもDSLなんて簡単に繋げるし、Open OfficeでMSワード互換文書保存できることぐらい知ってますけど、メインストリームには知らない人も大勢いて、そういう人たちはちょっと勝手が違うだけで先に進めないもんなんだなー、という良い見本かと。こういう問題が残ってる限り、Linuxはシームレスにメインストリームに入り込めないんじゃないかという気もします。
マシンが爆発して世界が終わるんじゃなくて、良かったね。サンクス、WKOW!
[WKOW via Slashdot, The Whole Internet]
John Mahoney(原文/訳:satomi)
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