結局Skypeはマイクロソフトとくっつくことになりました!
今月に入ってからSkypeはモテモテでした。
最初にアプローチをしかけたと噂されていたのはGoogleとFacebookで、その時は、まぁ30億ドル〜40億ドル程度で売れるだろうと言われていました。
そんな中、実はマイクロソフトも狙っているとの噂が流れ始めたかと思えば、
数日後の米国時間10日、マイクロソフトがSkypeを買収することで合意に達したという公式な発表がありました。その額、予想の倍以上の85億ドル(6866億円)!
実際、TechCrunchの情報筋によると、2位につけたGoogleは40億ドルだったらしいのでいかにマイクロソフトが本気なのかが伺えますね。マイクロソフトはこれまでに多くの企業を買収してきましたが、今回の買収額は過去最高のものとなるようです。
Skypeの魅力とは
なんでそんなにマイクロソフトは本気なのか、米ギズがマイクロソフトのコーポレートコミュニケーションズ・バイスプレジデントのフランク・ショー氏に取材しました。フランクさんによると、最も大きな魅力は、マイクロソフトの持つワークとプレイの分野の間を上手く紡いでくれる可能性をスカイプに感じているとのことで、様々なプロダクト・サービスを抱える巨大企業マイクロソフトの生態系を強化してくれることに期待しているようです。
Skypeは、Xbox(R) とKinect(TM)、Windows Phone、そして、多様なWindows 機器を初めとするマイクロソフト機器をサポートし、マイクロソフトは、SkypeのユーザーをLync、 Outlook、そして、Xbox LIVEなどのコミュニティと接続します。(プレスリリースより)
これは一体どういうことなのか、ちょっとだけ想像を膨らませてみました。
リビングルーム・ビデオチャット
Xbox KinectとSkypeが一緒になれば、リビングでテレビ電話が楽しめるようになりそうです。そう、楽しむんです! Kinectのモーションコントロールシステムを使って、例えば、テレビの前で手を振るだけでビデオチャットを開始・終了したり、音量を調節したりできるようになったところを想像するとわくわくしてきます。遠く離れた友達の顔を見ながらXboxのゲームを一緒にすることだって可能になるかもしれません。リビングルームとリビングルームがつながる、「ソーシャルリビングルーム」なんて言葉が流行り始めたりするかもしれませんね。
丸山裕貴(Adrian Covert 米版)