週明けまして、復習します。
先週発表になったばかりのAmazonの新型電子リーダーKindle Paperwhiteの復習です。同時に発表されたKindle Fire HDはこちらでどうぞ。
【美ディスプレイ】注目は美ディスプレイのXGAディスプレイ。PPIが169から212へと向上。これはかなり大きなアップグレード。一目みてわかる変わりようです。Kindeシリーズ初のフロントライト搭載で、暗い所でも読みやすくなりました。従来のモデルよりもディスプレイのコントラストや明るさが向上し、Eインク電子リーダーの「お日様の下では読みやすいけど、暗い所ではいまひとつ」の悩みが解消されています。EインクディスプレイPaperwhiteの層、タッチスクリーンの層、フロントライトの層を重ねることで、白がより白くなりコントラストは向上させても、目にささるような強い光ではなく、目に優しい光の実現が可能となっています。
電子リーダーでフロントライトを採用しているのは、米国内競合他社のBarnes & Nobleの端末NookSimple Touchがありますが、それとはかなり差をつけた美しいディスプレイに仕上がっています。
【タッチパネル】今まで電子リーダーで採用されていた赤外線方式タッチに代わって、静電容量式タッチが採用。静電容量式タッチを搭載することで、タッチ感度がアップするだけでなく、端末自体を薄くすることができるようになりました。
【機能】「Time to Read」機能に注目。ユーザーがページをめくっていくペースから、本全体/章を読み終わるのにかかる時間を計算して、表示してくれます。
【値段&発売日】3G版は10月1日発売。広告あり版は179ドル(約1万4000円)で、広告がはいってこない3G版は200ドル(約1万5000円)です。3Gではない広告なし版は140ドル(約1万円)です。79ドルの古いモデルは、フォントやテキストにアップデートが加わりますが値段は下がって69ドル(約5400円)Amazonの価格へのチャレンジは続きます。
【その他】バッテリーのもちは、ライトON使用で8週間。これはAmazonが1日に30分ほど読書する場合として出した数字ですが、それでも8週間はなかなかのもち。端末自体のデザインも背面がKindle Fireのようなゴム加工に。持ち易いね。色は黒でスタイリッシュに。UIも少し変更になり、ホームスクリーンが新しくなっています。メニューはテキストベースでの表示に。
現在、日本未発売ですが、米Gizの反応では「やっぱりKindleは王者!」と圧倒的支持! 近年、米国に旅行に行ったことがある人は気づいたのではないでしょうか。空港や駅でみかけるKindleユーザーの多さを。新型になってますます手が付けられない奴になったようですね。
そうこ(Kyle Wagner 米版)