ワイヤレスマウスなどと相性のよい充電地。今回は、デスク上でスペースをとらない充電のためのグッズを紹介しよう。
ビジネスシーンでワイヤレスマウスを見かける機会は、ここ数年で大幅に増加した。量販店のマウスコーナーを見ても、ワイヤレスマウスが占める面積は確実に増加している。有線マウスに比べて単価が3〜5割は高いにもかかわらず、だ。
ところでこのワイヤレスマウス、最近ではモバイルユースを前提とした製品が増えたこともあってか、電源として市販の乾電池を利用するタイプが増えた。黎明期のワイヤレスマウスの多くが充電スタンドを用いるタイプだったことを考えると、かなりの変貌ぶりである。
最近では電池寿命が6カ月を超えるモデルも存在するが、一昔前のワイヤレスマウスといえば1〜2カ月単位しか電池が持たないことも珍しくはなかった。マウスを1年間使って計算してみたところ、電池のコストがマウスそのものの価格を上回ってしまった、という笑えない話もある。
さて、今回紹介するアクロスの「AHB-PCS」は、4ポートのUSBハブに、電池の充電器が合体した製品だ。単三形もしくは単四形の充電池を計2本充電できるので、デスク上でUSB機器を利用しつつ、省スペースで電池を充電したいというニーズにぴったりなのである。
特に便利なのが、前述のような電池のライフサイクルが短めのワイヤレスマウスとの組み合わせ。利用中に電池が切れれば、ハブ上部から予備の電池を取り出して交換すればよい。また、電池が切れた充電池をここに入れておけば、次の充電池が切れるまでにフル充電してくれるという、非常にエコなシステムができあがる。
今回は例としてワイヤレスマウスを挙げたが、もちろんほかの用途にも利用できる。電池の消耗が早いデジタルガジェットを所有している場合は、デスク上でスペースをとらないこうした製品を用い、効率的に充電するとよいだろう。
ちなみに本製品には充電池が付属しておらず、具体的にどのような電池を使えばよいかはパッケージにも取扱説明書にも書かれていない。メーカーに問い合わせたところ、eneloopに代表されるニッケル水素/ニッカド充電池が利用できるとの回答を得た。マウス側の対応状況を確認する必要もあるが、これを機会に、使い捨ての乾電池から乗り換えを考えるのも一興だろう。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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AHB-PCS | 2980円 | アクロス |
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