ユニアデックスが、従業員用約2000台の仮想デスクトップ向けに、システム負荷が少なく、レスポンスの速いエージェントレス型セキュリティソリューションを採用した。
ユニアデックスは、従業員が使用する約2000台の仮想デスクトップ(VDI)のセキュリティ対策として、総合サービセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security(以下Deep Security)」を導入していた、とトレンドマイクロが5月27日、明らかにした。
ユニアデックスは日本ユニシスグループの中のインフラトータルサービス企業で、仮想化技術によるオフィスの運用効率化やコスト削減などにつながる、ICT基盤構築・運用・保守・設備設計・工事などを一貫提供している。
同社においても2014年1月から、社外で業務を行うことが多い従業員向けに、VMware Horizon Viewを使った約2000台のVDIを導入し生産性を向上することに決定。仮想環境に必須なセキュリティ対策システムだが、大規模な仮想環境のため、定期的に行われるウイルス検索やパターンファイルアップデート時のシステム負荷によるレスポンスの遅延が懸念されていた。
ユニアデックスでは仮想環境向けのセキュリティ製品を比較した結果、エージェントレス型の上、処理が集中しないよう自動的にスケジュール調整するためシステム負荷が少なく、ウイルス対策や脆弱性対策など、サーバ保護に必要な機能を1つの製品で備え、VMware製品上で安定して稼働するDeep Securityを採用するに至ったという。
なお、同社では2014年3月から、自社での同システムの構築・運用をモデルケースとしてノウハウを蓄積、それを標準化し、顧客にサービスとして提供している。
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