Mobile Weekly Top10
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1位 | ドコモ躍進──12月事業者別契約者速報 | ||
2位 | 「A5303H」の“カメラで撮った後”を検証する | ||
3位 | カメラ付き携帯、重視するのは“画素数” | ||
4位 | 動き出した総務省〜迷惑メール撲滅はなるか | ||
5位 | 「EV-DOで完全定額制は可能」とクアルコム | ||
6位 | 「Nokia 9210i Communicator」、日本語環境の使い勝手を試す | ||
7位 | CESレポート:ソニー、カメラ重視の新型CLIEを披露 | ||
8位 | PocketCosmoのつなぎ放題パッケージは「買い」か | ||
9位 | 携帯電話の2003年を占う | ||
10位 | 「FOMA F2051」18日発売。初期FOMAは出荷停止 |
先週のアクセスランキングトップは、TCAが発表した12月の各通信キャリアの契約者数速報についての記事(1月10日の記事参照)。全体のシェアでいえばNTTドコモは約6割を占めており圧倒的なのだが、単月シェアで見た場合、KDDIやJ-フォンと接戦となる場合が増えていた。それが12月にはほかを引き離した。
ドコモの累計シェアは約58%。しかし単月シェアはそれにおよばない。つまり少しずつだがシェアを失っている計算になる。
実際、2001年12月末時点でのドコモのシェアは59%。この1年で1%のシェアを失った。反対にKDDIとJ-フォンは0.5%程度シェアを伸ばしている。
とはいえ、既に携帯電話契約者数は7300万を突破している。PHSと合わせれば7908万1900。“契約者数8000万上限説”からいえば、もう伸びが止まってもおかしくない。
これまで年間1000万契約程度の規模で伸びてきた携帯電話契約者数も2002年は600万少々だった。確実に伸びは緩やかになってきている。
これまで携帯電話関連ビジネスは、年間10%以上の契約者数の伸びによって右肩上がりの成長が保証されていた。ほかと契約者の食い合いをしなくても、携帯電話新規加入者を見込むことである程度の利用増が見込めたわけだ。しかしそのモデルは今後は成り立たない。既に2002年の段階で、利用者数の右肩上がりを前提を放棄したところも多い。特にiモードなどのコンテンツプロバイダなどでは、会員数が増減しないことを前提に計画を立ててきている。
一方で、利用者1人当たりの支払額も減ってきている。ドコモのオペレーションデータによると、3年連続で音声利用の支払額(ARPU)は減少。データ通信分を含めても減る傾向にある。iモードのARPUは増加しているように見えるが、これはiモードの契約者数も増えているため。利用者のみのiモード月間支払額を示すiモード単独ARPUは2000円前後でほとんど変わっていない。
こうした状況を眺めると、今後はパイの増加はそれほど期待できそうにない。どうやって、ほかからユーザーの支払いを奪い取るか。そしてコストをどうやって抑えるかにポイントが移っていきそうだ。
[斎藤健二, ITmedia]
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