Smart Display【すまーとでぃすぷれい】Windows PCの“子機”──それがSmart Displayだ。富士通とNECが出荷を発表している
Smart Displayは、Microsoftから発表された新しいコンセプトに基づく商品だ。もともとコードネーム“Mira”の名で呼ばれていたもので、Windows XP Professionalを搭載したパソコンを親機として、IEEE802.11bによるワイヤレス接続を行う「子機画面」のことだ。 子機画面というと奇異に聞こえるかもしれないが、基本的にSmart Displayは単体で動作させるものではなく、親機のリモートデスクトップ機能を利用して、親機と同じ画面を表示して使うもの。Smart DisplayはWindows CE.NETをベースにした「Windows CE for SmartDisplays」をOSとして搭載している。だがリモートアクセスによって、親機のWindows XPで動作するアプリケーションをそのまま実行できるのが特徴だ。 つまりSmart Displayは、少し離れた場所にあるWindowsパソコンに自動ログインし、パソコン側のリソースを使って動作する。そのためSmart DisplayそのものにはHDDがいらず、軽量化や故障の起きにくさに貢献する。その一方、ログインされた親機は、常にログイン表示のままとなり、単体でパソコンを動かすことができなくなる。 Smart Displayに対応を表明した国内メーカーはNECと富士通の2社。NECでは既に通販サイト(http://121ware.com/smartdisplay/)で予約を開始しており、2月7日より配送が開始されるという。「SD10」の価格は9万9800円。一方富士通は、単体発売ではなくFMVシリーズのL20C/Sに対するオプション装備という形をとる。 ちなみに、リモートアクセスできる親機がなければ、無線LANのアクセスポイントを利用したWebブラウズや、記録メディアを差し込んでのビューワ程度の機能しか使えない。
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