携帯電話の基地局で得られる情報を大型ショッピングセンターでの迷子探しに活用する新サービスを、NTTドコモとイオンが2月1日から始める。
埼玉県越谷市の「イオンレイクタウン」で実施する。基地局情報から持ち主の位置を割り出す端末を親子連れに貸し出し、端末はポシェットに入れて子どもに持たせておく。迷子になった際は親が携帯電話から専用サイトにアクセスすれば、位置情報端末の情報をもとに、子どもの位置を地図上に表示する。
ドコモはユーザーの位置情報を特定する技術としてGPSを導入してきたが、GPSは屋内では不安定になる傾向がある上、GPS非対応端末ではサービスが利用できないため、基地局を活用した技術を検討してきた。
位置情報の特定には屋内用基地局設備(Inbuilding Mobile Communication System)を活用。アンテナ配置などを改良し、施設内の各フロアを一定のエリアに分割し、エリア検索を行う手法を確立できたという。
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