AppleのiPadの登場で、「メディアタブレット」という新たなジャンルが真のスタートを切るだろう――米調査会社ABI Researchはこのように予測している。
ABIはメディアタブレットを「5〜11インチタッチスクリーン、Wi-Fi、動画・ゲーム機能を搭載したタブレット型デバイス」と定義している。同社は、この種のデバイスは今年400万台、2015年には約5700万台が出荷されると見込んでいる。
「iPadは最初のメディアタブレットではないが、このジャンルを定義づけるものだ」と同社のアナリスト、ジェフ・オー氏は述べている。「タブレットはノートPCやNetbook、携帯電話に取って代わることはなく、少なくとも数年は豊かな先進国市場向けのプレミアム製品のままだろう」
同氏は、いかに市場にリーチし、潜在顧客の認知を高めるかがメディアタブレットの課題になるとしている。特に知名度の低い新規参入企業は不利になるが、Appleがメディアタブレット全体に注目を集めたことが無名のメーカーにもプラスになったかもしれないと同氏は指摘している。
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