ニールセンが7月29日に発表したPC・スマートフォンのネットオークション/フリーマーケット(フリマ)サービス利用動向調査によると、オークションはPCもスマートフォンも「ヤフオク!」が断トツという結果だった。スマートフォン専用のフリマサービスも伸びている。
オークション/フリマサービスのスマートフォンからの利用者(PCとの併用者含む)は、今年2月時点でPCからの利用者を逆転。4月には前年同月比2倍の約2000万人に急成長した。
サイト/サービス別では、PC・スマートフォンともに「ヤフオク!」(Yahoo!オークション)が2位以下を大きく引き離して1位に。次いで「楽天オークション」「モバオク」と、PC時代からのサービスがスマートフォンでもトップ3を占めた。
スマートフォンの4位には「メルカリ」、5位は「LINE MALL」と、スマートフォン専用のフリマサービスがランクイン。メルカリは2013年夏のサービス開始以来四半期ごとに利用者数が倍増し、2014年6月時点で180万人となった。
利用者数が100万人を超えているサービスの利用者属性を比較すると、PCは35歳以上の男性が過半数を占める一方、スマートフォンは女性の割合が高く、メルカリやLINE MALL、モバオクは34歳以下の女性の割合が最も高くなっていた。特にメルカリは34歳以下の女性が半数を超えていた。
ニールセンの高木史朗アナリストは「オークションやフリマなどのサービスはもともとスマートフォンと相性が良かったと言える。この1年で若年女性層シェアが高いメルカリやLINE MALLといったフリマサービスが登場した。今後もこうしたターゲットを中心に利用者数を増やせれば、フリマ市場が成長していく可能性がある」とコメントしている。
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