米Microsoftは1月21日(現地時間)、次期OS「Windows 10」のコンシューマー向け機能や新ハードウェアについての発表イベントを開催した。この記事では発表されたことをイベントの時系列で紹介する。
「Windows 10を最も愛されるWindowsにしたい」と語るサティア・ナデラCEO
- テクニカルプレビューのインストール数は累計300万本、「Windows Insider Program」のメンバーは170万人以上
- 現在Windows 7、Windows 8.1、Windows Phone 8.1を搭載している端末は、Windows 10の発売後1年間は無料でWindows 10にアップグレードできる
- Windows Phone 8.1のパーソナルアシスタント機能「Cortana」がデスクトップでも利用可能に(詳細記事)
- 8インチ以下のスマートフォン端末のOSがWindows PhoneからWindowsに統合(詳細記事)
- Microsoftのアプリストアが1本化され、スマートフォン用もPC用も「ユニバーサルアプリ」としてダウンロードできる(同じアプリというわけではない)
新Webブラウザ「Project Spartan」(コードネーム)は3〜5カ月中にInsider Programに(詳細記事)。
- XboxのオンラインゲームをPCでプレイできる「Xbox App」(SmartGlassを高機能にしたようなアプリ)
- Xbox OneとWindows 10搭載PCでマルチプレイヤーのオンラインゲームをプレイできる
- Xbox OneのゲームをSurface ProなどのWindows 10搭載端末でストリーミングプレイできる
- PC版テクニカルプレビューの次のビルドは“来週”(1月26日の週)
- 初のモバイル版ビルドは“2月”
- 84インチ/55インチディスプレイでホワイトボードのように使えるWindows 10端末「Surface Hub」(詳細記事)
Surface Hub
- AR(拡張現実)技術でホログラムのアプリを操作できるHMD「HoloLens」(詳細記事)
HoloLens
サティア・ナデラCEOはイベントの後半で、「われわれは様々なサービスやアプリケーションを提供していくが、Windowsこそが最善のMicrosoft体験の大本であり、“顧客第一”のアプローチだ」と語った。「われわれはWindow 10をこれまでで一番愛されるWindowsにしたい」
最後に再登壇したOS担当のエグゼクティブ バイスプレジデント、テリー・マイヤーソン氏は、向こう数カ月はハードウェアおよびソフトウェアのパートナーにフォーカスすると語った。Window 10はPC、スマートフォン、タブレット、Xbox、HoloLensなど多様なハードウェアに対応する。
同社は4月29日からサンフランシスコで開催の年次開発者会議「Build 2015」でWindows 10についての開発者向け詳細を発表する見込みだ。Buildへの申し込みは22日午前9時(日本時間の23日午前2時)からBuildのWebサイトで受け付ける。毎年参加者には豪華なおみやげが配られるが、今年はHoloLensをゲットできそうだ。
本日のイベントの録画は既にこちらで視聴できる。
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