米Googleは11月10日(現地時間)、Chromeブラウザでのサポートを終了するOSを発表した。米Microsoftの「Windows XP」「Windows Vista」および米Appleの「Mac OS X 10.6(Snow Leopard)」「同10.7(Lion)」「同10.8(Mountain Lion)」のサポートは、2016年3月末に終了する。
4月からはこれらのOSへのセキュリティパッチを含むアップデートを提供しない。
Windows XPについては、同社は当初(2013年10月)に2015年4月にサポートを終了するとしていたが、Microsoftがサポートを終了した後も2015年内はサポートを続けると発表している。今回さらに4カ月延長することになる。
Appleは旧版OSのサポート終了について明確に発表していないが、Googleは公式ブログで上記のOSを「MicrosoftとAppleが既にサポートしていないプラットフォーム」とし、これらを使い続けているユーザーに対し、サポートされている新しいOSにアップグレードすることを勧めている。
なお、MicrosoftのWebブラウザ「Internet Explorer(IE)」によるWindows XPおよびVistaのサポートは終了しており、XPではIE 8まで、VistaではIE 9までしか使えない。
米分析会社Net Applicationsが毎月発表している世界OS市場のバージョン別シェアによると、10月時点でWindows XPのシェアは11.68%。Mac OS 10.8以前のバージョンを足したシェアは1.26%だ。
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