米Googleと米Slack Technologiesは12月7日(現地時間)、コラボレーションツール「Slack」とGoogleのクラウドサービス「Google Cloud」の連係強化を発表した。
両社は10月、Slack内での「G Suite」文書の作成を可能にしたと発表している。
今回の発表された主な機能を紹介する。これらの新機能は2017年上半期中に利用可能になる見込みだ。
SlackとGoogleドライブの両方を使っているチームではこれまで、共有しているG Suiteのコンテンツ(ドキュメント、スプレッドシート、スライド)が更新されるとGmailに通知が来ていたが、「Google Drive Bot」がSlack内で通知するようになる。メッセージ内のボタンでコメントしたり、Slack内からコンテンツを開いたりできる。
チャンネル内でG Suiteのファイルを共有しようとすると、そのファイルがチャンネル内のメンバー全員にアクセス権があるかどうかをSlackがチェックし、権限のないユーザーがいる場合は警告を表示する。
Googleが9月に追加したグループ向け共有ドライブ「Team Drive」とSlackのチャンネルを連係できるようになる。
Slackのチャンネルにアップロードされたファイルは、自動的にTeam Driveにバックアップされ、逆にTeam DriveにアップロードされたファイルはSlackでも共有される。
将来的にはTeam DriveをSlackにアップロードするファイルのメインクラウドストレージとして使えるようにするオプションを提供する計画という。
Slack上でG Suiteのドキュメントのプレビューを表示できるようになる見込み。
G Suiteの管理者が、G Suiteのダッシュボード上からSlackチームのプロビジョニングを行えるようになる。特に大規模な組織で便利そうだ。
両社は、これらの連係はパートナーシップの第一歩にすぎないとしている。Googleによると、Googleドライブのファイルが毎日(ウィークデーのみ)Slack上に約6万回インポートされているという。
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