ソニーは6月19日、13.3型ワイド液晶ディスプレイ搭載モバイルノートPC「VAIO Y」を発売する。店頭販売向け標準仕様モデル「VPCY219FJ/S」は、OSに64ビット版Windows 7 Home Premium、オフィススイートにOffice Personal 2010を採用。価格はオープン、実売価格は11万5000円前後と予想される。
VAIO YはCULV(Consumer Ultra Low Voltage)版CPUを採用し、内蔵の光学ドライブは省くなど、コストパフォーマンスを重視したモバイルノートPC。従来モデルは上位シリーズの「VAIO S」とボディデザインの多くを共通化していたが、新モデルではボディサイズをそのままに、パームレスト、タッチパッド、キーボードのデザインを変更し、VAIO Sとの差異化を図った。
Calpellaプラットフォームの採用により、CPUをCore 2 Duo SU9400(1.4GHz)からCore i3-330UM(1.2GHz)に、グラフィックス機能をチップセット内蔵のIntel GMA 4500MHDからCPU内蔵のIntel HD Graphicsに世代交代することで、基本スペックを底上げしているのも特徴だ。一方、バッテリー駆動時間は6セルの標準タイプで約7時間、9セルのLバッテリーで約10時間と、従来モデルより2〜3時間短くなった。
CPU以外の基本スペックは、Intel HM55 Expressチップセット、4Gバイトメモリ(2Gバイト×2/PC3-6400)、500GバイトHDD(5400rpm)、1366×768ドット表示の13.3型ワイド光沢液晶ディスプレイを搭載する。
通信機能はIEEE802.11b/g/n(送受信最大150Mbps)の無線LAN、1000BASE-Tの有線LAN、Bluetooth 2.1+EDRを装備。インタフェース類は、3基のUSB 2.0、4ピンのIEEE1394、アナログRGB出力、HDMI出力、ヘッドフォン、マイク、FeliCa 2.0、有効画素数31万画素のWebカメラを備える。メモリースティックデュオ(PRO-HG対応)用、SDメモリーカード(SDHC対応)用、ExpressCard/34用のカードスロットも持つ。本体サイズは326(幅)×226.5(奥行き)×23.7〜32(高さ)ミリ、重量は約1.78キロだ。
なお、同時発売されるソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルでは、限定色のブラック、ピンク、パープルを選択可能。Core i5-430UM(1.2GHz/最大1.73GHz)や256Gバイト/128GバイトSSD、英字配列キーボードなども選べる。価格は6万9800円からだ。
VAIO Y店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
VAIO Y | VPCY219FJ/S | 1スピンドル | デザイン/アーキテクチャ変更 | Core i3-330UM(1.2GHz) | 4096MB (DDR3) | 500GB | 64ビット版7 Home Premium | 11万5000円前後 |
VAIO Y店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
VAIO Y | VPCY219FJ/S | 13.3型ワイド | 1366×768 | Intel HM55 | − | CPU統合 | − | 約1.78キロ |
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