半導体の技術革新によってゲーミングノートPCの基本スペックは向上し、特別大型でなくとも最新タイトルをストレスなくプレイできるパフォーマンスを備えるようになった。
しかし、ゲーミングで重要なのはCPUやGPUといった基本スペックのパフォーマンスだけではない。特にeスポーツ大会が開催されるような競技性の高いゲームは、表示デバイスや入力デバイスを含めたプレイフィールも見逃せない要素だ。
そういったプレイフィールにまでこだわったゲーミングノートPCが、マウスコンピューターのNEXTGEAR-NOTE i7941シリーズだ。高性能なGPUとCPUの採用に加え、リフレッシュレート144Hzに対応した17.3型液晶ディスプレイ、サブウーファー付きのステレオスピーカー、メカニカルキーボードなどを搭載する本格派の内容だ。
同社の直販サイトではベースモデルが3種類用意されており、それぞれBTOでカスタマイズしてオーダーすることができる。今回はエントリーモデル「NEXTGEAR-NOTE i7941SA1」を取り上げる。
マウスコンピューターでは、合わせて購入できるゲーミングマウスやヘッドセット(それぞれ、楽天で単品購入も可能だ)も用意しているので、それも合わせて紹介しよう。
NEXTGEAR-NOTE i7941SA1の主なスペック | |
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CPU | Core i7-9750H(6コア12スレッド) |
動作周波数 | 2.6GHz(最大4.5GHz) |
メモリ | 8GB×1(PC4-19200S SO-DIMM) |
SSD | 256GB SSD(Serial ATA 6GB/s) |
グラフィックス機能 | NVIDIA GeForce RTX2070(8GB)、Intel UHD Graphics 620(CPU内蔵) |
ディスプレイ | 17.3型液晶ディスプレイ、ノングレア、144Hz、sRGB比95% |
画面解像度 | 1920×1080ピクセル |
スピーカー | ステレオスピーカー、サブウーファー内蔵 |
カメラ | 100万画素Webカメラ、Windows Hello顔認証対応IRカメラ |
インタフェース | USB 3.0(Type-C)、USB 3.0×2、USB 2.0、ヘッドフォン、マイク、Mini DisplayPort×2、HDMI、有線LAN、SDメモリーカード(SDXC、UHS-I対応)、セキュリティロック・スロット |
通信機能 | 1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN(1733Mbps)、Bluetooth 5 |
バッテリー駆動時間 | 約5時間 |
サイズ | 395.7(幅)×263(奥行き)×26.6(幅)mm |
重量 | 約2.6kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
価格 | 22万9800円(税別) |
17.3型と大きな画面を搭載しているが、ボディーの見た目にはそれほど大きな印象はない。これは、画面の上や左右のベゼルを切り詰めたスリムベゼルデザインの効果が大きい。
ボディーの具体的な公称サイズは、395.7(幅)×263(奥行き)×26.6(厚さ)mmで、重量は約2.6kgだ。15型クラスのゲーミングノートPCとあまり変わらない感覚で扱える。
NEXTGEAR-NOTE i7941シリーズの特徴の1つが、144Hzの高速リフレッシュレートに対応した17.3型の液晶ディスプレイを搭載していることだ。
リフレッシュレートとは、画面描画の更新頻度のこと。一般的な液晶ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzで、1秒間に60回更新する。リフレッシュレートが高いほど映像を滑らかに表示することができる。
動画などを滑らかに再生可能な他、eスポーツで使われるようなFPS(ファーストパーソンシューティング)や格闘ゲームなどではちょっとした反応の差が勝負を分けるため、できるだけ高速な方が望ましいとされる。
一昔前の高リフレッシュレートのパネルは、表示品質に難があるようなものもあったが、本製品の表示は目視でも好印象だ。
画面解像度は1920×1080ピクセルに対応する。色域はsRGB比で95%、視野角は垂直/水平とも85度というスペックが公開されている。目視の明るさ、発色ともに良好だ。極端に斜めから見るとわずかに白っぽく見えるものの、実用十分な視野角も確保している。
続いて、PCのスペックを見ていこう。
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