今週、マザーボードで目立っていたのは、MSIのIntel Z590チップセット搭載ハイエンドモデル「MEG Z590 GODLIKE」だ。電源回路を20フェーズ装備し、Thunderbolt 4とThunderboltパススルー対応のmini DispalyPort端子をそれぞれ2基搭載する。PCIe Gen4接続のM.2 SSDが増設できる拡張カードも付属するなど、高付加な仕様となっている。価格は12万8000円前後(税込み、以下同)だ。
ボードサイズがE-ATXで、多くの付属品をそろえることから、ボックスのサイズが液晶ディスプレイ並みの大きさになっており、店頭に置き場所が確保できないショップもいくつか見かけた。入荷したTSUKUMO eX.は「(2020年10月に登場したウォーターブロック付きの)『MPG Z490 CARBON EK X』を思い出させるサイズ感ですが、水冷式ではなく、通常のハイエンドモデルです。ただし、排熱処理が大変になるので、水冷と組み合わせる人が主流になるかもしれないですね」と話していた。
水冷ラジエーターに固定することを想定した液晶ディスプレイも登場している。BARROWの「FBEHD-01」で、価格は1万6000円強だ。1920×480ピクセルの8.8型液晶で、ボディーサイズは約247.9(幅)×16.8(奥行き)×80.9(厚さ)mmとなる。映像出力はmini HDMIで、給電はUSB接続となる。
デモ機を展示しているオリオスペックは「240mmラジエーターの側面にちょうどいいサイズにデザインされています。メーカー的には液晶画面でステータスを表示する意図があるようですが、長細い追加ディスプレイとして普通に外付けで使って、Twitterやメーラーなどの専用画面にすることもできます。意外と使い道が広そうです」とプッシュしていた。
電源ユニットでは、定格700WのファンレスATX電源「SST-NJ700」がSilverStoneから売り出されている。80PLUS Titanium認証を取得したフルプラグインモデルで、価格は4万6000円強だ。
オリオスペックは「ハイエンドクラスのグラフィックスカードでも最近は準ファンレス仕様が多いので、高負荷時を除いて基本的にファンレスとして、無音に近い状態で稼働させたいという人に向いているかもしれません。相当ニッチな需要かもしれませんが、攻めている感じがユニークですね」と面白がっていた。
続いてはガンダム関連製品だ。
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