飛行機に乗ると、普段は見られないようなバードビューな景色が見られて、思わず写真を撮る人も多いと思います。でも、飛行機の窓を通して撮った写真は、結局曇って色褪せていて、感動も一緒に色褪せそうでガッカリ...なんてことも。

Helen Bradley氏は、飛行機から撮った写真をPhotoshopでキレイに補正する方法を、自身のブログで詳しく説明しています。


1.写真をPhotoshopで開いて、背景レイヤーを複製する。

090312_IPTFA_02.jpg
2.新規調整レイヤー「レベル補正」を作成して、右にある白のスライドと、左にある黒のスライドを、それぞれ真ん中の方に寄せる。中央のグラフが盛り上がっているところの端辺りまで。

3.新規調整レイヤー「トーンカーブ」を作成して、レッドを少し上げ、グリーンも少し上げる。ブルーはほとんど調整しなくても大丈夫。これは写真によって変わってくるので、自分で色味を確認しながら。

4.新規レイヤー(ここは普通のレイヤー)を作成して、グラデーションツールで上から黒→白になるように塗りつぶす。このレイヤーを「焼き込みカラー」にして、不透明度を下げて写真のコントラストを調整する。飛行機から撮った写真にありがちなコントラストが調整される。

5.最後にもう一度、新規調整レイヤーを作成。PhotoshopのバージョンがCS3かCS4の場合は「明るさ・コントラスト」、CS2またはそれ以前の場合は「トーンカーブ」を作成。

※間違っても、CS2・それ以前のバージョンで、「イメージ > 色調補正 > 明るさ・コントラスト」を使わないこと。これを使うと画像自体を補正してしまうので、間違った場合にダメージが大きい。

6.1〜5までのレイヤーをすべて合成して「フィルタ > シャープ > アンシャープマスク」を選ぶ。半径は0.5〜1の間、しきい値は10以下で調整する。

Helenは、『Picasa』の「I'm Feeling Lucky」(写真補正機能)では、あまり満足のいく結果が得られなかったらしく、せっかくの貴重な機上からの写真なので、細部まできちんと掘り起こしてあげたかったそうです。他にも写真の補正に関するTIPSやアイデアがあれば、コメントで教えてくださいね。

Helen Bradley(原文/訳:mato)

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