AKB48グループによる選抜総選挙の興奮冷めやらぬ中、指原莉乃さんが恋愛スキャンダルを起こし、HKT48へ移籍することになりました。この聞きなれない「HKT」とは、福岡県の「博多」のこと。秋葉原から博多への島流しということになるのでしょうか?

でも、ちょっと待ってください。福岡はとても魅力的な街です。罰ゲームのようにして行かされる場所ではないと、福岡で生まれ育った私は心から言いたい!

モツ鍋に明太子、屋台のラーメン。ごはんのおいしさはもちろんのこと、ホークスが地元に根付いていますし、方言もかわいい。空港も繁華街に近くて便利です。

そんな魅力たっぷりの街・博多でのさしこの活躍を応援するべく、「絶対に喜ばれる博多のお土産」を紹介したいと思います

指原さん、福岡出身のタモリさんにも月曜日のいいともレギュラーの皆さんにも、これを買っていけばきっと喜んでくれますよ。

Photo by soberch.

 

1. 稚加榮の明太子チューブ(株式会社 稚加榮)

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知る人ぞ知る、博多の老舗料亭「稚加榮」のチューブ入り明太子。明太子にしては珍しいチューブ入りは、パッケージもかわいいですし、ちょっとしたお土産にぴったり。必要な分だけ出して使えるので、無駄もありません。オーソドックスな「つぶだし」のほかに、「いか」入りや「かずのこ」入りもあります。

Photo by 稚加榮.


2. 博多通りもん(株式会社 明月堂)

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福岡ではガンガンCMが流れているこの博多通りもんは、いまや定番の博多土産。モンドセレクション(食品分野を中心とした製品の技術的水準を審査する、ベルギー政府系の民間団体から与えられる賞)の金賞を12年連続で受賞していることでも有名です。

毎年ゴールデンウィークに行われる博多の有名なお祭り「どんたく」の衣装に身を包み、三味線を弾き、笛や太鼓を鳴らして練り歩く姿を博多弁で「通りもん(とおりもん)」と言うことから、このお菓子の名前が付けられました。

そして博多は、実はまんじゅうの発祥地と言われています。この「通りもん」は和菓子の伝統技術に、生クリームやバターなど西洋菓子の素材を組み合わせた和洋折衷の新しいお菓子です。

「しろ餡」 のまろやかさは、一度食べたら病みつきになってしまいそう。甘さは控えめなので、和菓子が苦手な人でもおいしく食べられると思います。

Photo by 明月堂.


3. めんべい(株式会社 山口油屋福太郎)

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明太子風味のお菓子はたくさんありますが、今までお土産で買った中で一番喜ばれたのがこのめんべいです。福太郎の明太子を使っているだけあって、「明太子風味」と言っても本格的。予想を上回る辛さも人気の秘密かも。

Photo by 山口油屋福太郎.


4. 仁和加煎餅(にわかせんぺい本舗 株式会社東雲堂)

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「いやいや、ベタでしょ」と笑われるかもしれませんが、やはりコレは入れないわけにはいきません。博多が誇る定番のお土産。その起源はなんと、約300年も前にさかのぼります。

博多仁和加の起源は、約300年前の寛永年間。藩侯黒田忠之公の頃といわれています。博多の物好き連中がお盆の夜に集まり、ちょうちんの両縁を取ったものを頭からかぶり、目の部分だけ開けて往来をそぞろ歩いたとか。人に出会えば口から出まかせの軽口や謎の問題をしかけ、人々を笑わせる。それが何時しか「仁和加」というようになったのです。

(株式会社東雲堂ホームページより)

「仁和加煎餅」と一緒についてくる「ごめ~ん」の顔をしたお面も、遊び心たっぷりで癒されます。

人を笑わせ幸せにするお菓子が、300年の時を超えて今でも人々に親しまれている。これはちょっと素敵ですね。

Photo by 東雲堂.


5. うまかっちゃん(ハウス食品株式会社)

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博多といえば、とんこつラーメン。コンビニやスーパーで売られているインスタントラーメンやカップラーメンも、とんこつ味が主流です。

たくさんあるラーメン中でも多くのファンをもつのが、このうまかっちゃん。東京では手に入らないので、上京した九州人たちは、実家の両親に頼んでわざわざ送ってもらうほどです

それもそのはず、このうまかっちゃんには、九州人の「ラーメン魂」が込められているのです。

うまかっちゃんは、今から34年前の1978年、ハウス食品の福岡工場の工場長が「醤油味は九州人の好みに合わない。九州で売れるとんこつ味のラーメンをつくりたい!」と支店長に直訴したことがきっかけで、開発されました。

開発チームはもちろん、ネーミングもデザインを担当したのも、すべて九州出身者でした。以来、工場長の念願の通り、うまかっちゃんは九州地区でトップシェアを誇っています。

Photo by ハウス食品.


以上、博多の人気お土産の紹介でした。

心惹かれる商品はあったでしょうか? ぜひ、旅行や出張などで博多に行った際の参考にしていただけると嬉しいです。


(尾越まり恵)