ワインは昔からある素晴らしい飲み物ですが、ワインの質や価値に対する評価の仕方はさまざまです。ただ1つ言えるのは、ワインを賞する言葉はたくさんあるということです。上の「Science Friday」の動画では、「コルクの香り」「涙」といったワインの説明に使う独特の言い回しについて、ワインに関する裏技がどのように有効なのかを、分かりやすく説明しています。多くの人にとって、ワインの世界の敷居が高く感じる理由の1つに、言葉があります。もちろん、味をどのように感じるかは人それぞれですが、「ワインの涙」「泣いている」「空気を含んだ」「コルクの香りがする」というような、独特な言い回しはどれも仰々しい言葉です。コーネル大学でブドウ栽培とワインのプログラムを担当しているGavin Sacks博士が、そのような言葉の意味を分かりやすく説明してくれています。

例えば、ワイングラスに「ワインの涙」(ワイングラスを上下に動かしながらグルグル回した時にグラスの内側の側面にできるワインの筋)がある場合は、どうしてそのような涙(筋)ができるのか、「コルクの香りがする」(トリクロロアソニール[TCA]と呼ばれる合成化合物で汚染されている)グラスワインの場合どうすればいいのか、ワインを口にする前にどれくらいの時間ワインを「呼吸」させればいいのか、といったことです。

上の動画によれば、コルクの匂いがするワインはサランラップを浸けてかき回すことで香りを修復する、デキャンタ代わりにミキサーでワインを素早く空気に触れさせるなど、ワインに関する裏技を説明しています。説明は英語のみですが、ビデオを見るだけでも分かりますし、結構笑えるのでチェックしてみてください。

Out of the Bottle: Wine Tricks of the Trade|Science Friday via Tested

Alan Henry(原文/訳:的野裕子)