国産オープンソースとして開発稼働中のBaserCMS(1.6.8)を、coreserverにインストールしてみました。
PHPフレームワークであるCakePHPベースのCMSです。
■BaserCMS - 国産オープンソース!コーポレートサイトにちょうどいいCMS
やってみたところ、coreserver特有の処理を除いて、実に簡単にインストール出来て稼働させる事が出来ました。
事前のポイントとしては、同じドメイン内の別ディレクトリにインストールする際は、先にCookieを削除しておくと良いです。
あんまりないとは思いますけど、自分みたいに色んなテストのために複数利用する時以外は。。。
▼例:Chrome => オプション -> 高度な設定 -> コンテンツの設定 -> Cookie -> Cookieと他のサイトのデータを表示 -> 検索欄にインストールしようとしてるドメイン名を入力 -> 削除
先ずはどんな状態になるか見てみる
公式サイトからファイルをダウンロードしてアップします。
/app/tmp はキャッシュの保存箇所なので、ここには最初から書き込み権限を与えます。
それからファイルをアップしたURLにアクセス。
■ファイルをアップしてSTEP2に進んでみた画面 [画像]
幾つかエラーが出てます。
また、coreserver特有の事情として、セーフモードが挙げられます。
なので、先ずは以下の記述をファイルのトップに含まれている htaccess ファイルに記述します。
AddHandler application/x-httpd-php5cgi .php
mod_gzip_on Off
※もし、利用中のサーバがPHP4の場合は「5」を「4」に変更
出来たらアップ。
その後、すぐにリロードや画面にある「再チェック」ボタンは押しません。
チェックをかける前に、冒頭に書いたのと同じ手順でCookieを削除します。
Cookieの削除が出来たら、改めて「再チェック」ボタンを押します。
このように変化。いわゆるオール・グリーン。
■「再チェック」して表示された画面 [画像]
OKなので引き続き進んでみます。
ステップ3:DB設定
ここではデータベース設定を行います。
MySQLでの利用テストをしてみることにしました。
■データベース設定画面 [画像]
データベースタイプは「MySQL」ですね。
データベースホスト名、ログイン情報なんかは利用のサーバに則したものを入力。
プレフィックス、ポート番号はデフォルトのままで良いです。
入力が済んだら「接続テスト」ボタンを押します。
問題なければ「次のステップへ」ボタンが表示されます。
ステップ4:管理ユーザー登録
ステップ4では管理者を作成します。
メールアドレス、管理者名、パスワードを設定(6文字以上)。
入力が済んだら完了です。
インストールした後にやること一覧
インストールは無事済みましたが、他にもやっておいた方が良いことがあります。
(可能なら)スマートURLの設定
スマートURLは、サーバのmod_rewriteを利用して、ちょっと判りづらいURLをそれこそスマートにしてくれるものです。
BaserCMSは親切設計なので、インストール完了直後に管理画面に入ると、この案内を出してくれてます。
■システム設定 -> オプション -> スマートURL => ON -> 「更新」ボタン
お問合せ管理
問合せ対応用のメールフォーム設定を変更しておきましょう。
■お問合せ管理 -> メールプラグイン基本設定(サイドメニュー)
WEBサイト名、WEBサイトURL、Eメール、電話番号、FAX番号、をそれぞれ、必要に応じて書き換えます。
これらは自動返信メールに差し込まれる情報です。
入力が済んだら「更新」ボタンで保存します。
メールフォーム設定
個別のメールフォームについてもチェックします。
■お問合せ管理 -> メールフォーム一覧(サイドメニュー) -> 「編集」
特に注意するのは、送信者名、自動送信・返信メール件名、リダイレクトURLですね。
オプションではCC宛先の指定も出来ます。
書き換えたら「更新」ボタンでしっかり保存しときましょう。
他にすることは?
ここまでやっておけば、とりあえずOKです。
あとはフィードの設定を変えて他のものを読み込ませてみたり、ページを書き換えてみたりと、色んな動作を行って見ると良いですね。
それで、これはある事象について確証が取れてないのであれなんですが、正式公開する前のサイトだったり、テスト用のサイトの場合は、念の為サイトのトップに、以下の記述を行った robots.txt を置いておいた方が良いかもしれません。
User-agent: *
Disallow: /
正式公開後は、任意の形式に書き換えるか削除しておきましょう。