SlideShare a Scribd company logo
はじめてのアマゾンクラウド②
『仮想サーバ(Amazon EC2)を立ち上げる』




             エバンジェリスト 玉川憲
             Twitter: @KenTamagawa
             アマゾン データ サービス ジャパン株式会社
             Ver0.9.6: 更新日: 2012年1月27日
事前準備
 AWSのアカウントを開設し、Amazon EC2の申し込みが済んでいるかご
 確認ください
    まだの方は、「AWSのアカウントを開設する」を参照ください。
 インターネットアクセス (ネットワークに接続されている)
 Webブラウザ(Firefox or Chrome推奨)
 Windowsのデスクトップ環境
    Tera Termがインストール済み
    http://sourceforge.jp/projects/ttssh2/
    (マッキントッシュでも実施できますが、Teratermではなくシェルで接続することに注意)


注:このガイドは、お客様がAWSを実践されるのを補助する目的で作られており、非公式のドキュ
  メントです。このガイドの実施はご自身の責任でお願い致します。どのような性質の損害につ
  いても当方は責任を負いません。
•   早速、EC2の起動をはじめましょう。Webブラウザを立ち上げます
•   AWSのホームページのhttp://aws.amazon.com/jp/にアクセス
•   画面上側の、『AWS Management Consoleを利用する』をクリック
•   “My e-mail address is”にAWSアカウント用のe-mailを入力
•   “I am a returning user and my password is”を選択し、パスワードを
    入力
•   ボタン『Sign in using our secure server』をクリック
•   AWS Management Console(以下、コンソール)の画面になります
•   上部タブで『Amazon EC2』が選択されていることを確認
•   左側の”Navigation”(ナビゲーション)の”Region”をクリックすると、EC2
    を起動する地域を選択できます。今回は『Asia Pacific (Tokyo)』を使用
•   画面中央部のボタン『Launch Instance』をクリック
•   ウィザードのクラシック版か、クイック版が選べるようになっています
•   今回は、『Launch Instance』をクリック
•   ボタン『Continue』をクリック
•   ここでは、起動するサーバ(EC2インスタンスと呼ぶ)の元となる、仮
    想マシンイメージ(Amazon Machine Image, 以後AMI)を選択します
•   “Quick Start”タブが選択されていることを確認し、上から2番目の
    64bitのAmazon Linux AMIの右側のボタン『Select』をクリック
    (ちなみに、星印は、無料使用枠に適用されるイメージを示す)
•   ”Number of Instance”(インスタンスの数)で「1」を確認
    (アベイラビリティゾーンに関しては次ページ参照)
•   “Instance Type”(インスタンス種類)で、Microの選択を確認
•   “Availability Zone”(アベイラビリティゾーン)で『No Preference』(とく
    に選択しない)を選択
•   画面下部のボタン「Launch」をクリック
東京
       アベイラビリ    アベイラビリ
       ティゾーン A   ティゾーン A

                           シンガポー
                                   南米
           EC2      EC2      ル


                  米国        米国      米国
      ヨーロッパ
                 西海岸1      西海岸2    東海岸



リージョンとアベイラビリティゾーン(AZ)の違い
• AWSは、現時点で世界5か所のリージョンでサービスを展開してお
  り、ユーザーは任意にそのうちの一つを選ぶことができる。リージョ
  ンの中には、一つのデータセンターではなく、複数存在している
• 東京リージョンの場合、2つのAZが存在し、お互いに、地理的、電
  源的、ネットワーク的に分離されている
• 任意のゾーンを選択し、EC2インスタンスを起動できる
  (今回は、No Preferenceを選んでいるので、自動的にAかBになる)
• 冗長性を持ったシステムを作る際に、複数AZ併用は有用
•   ここでは、特に何もせず、画面下部のボタン                      をクリック
(・もし、サーバ監視のオプション機能であるCloudWatchを使う際には、”Monitoring”に
      チェックを入れる
  ・Termination Protectionは、サーバーの終了防止機能
  ・Shutdown Behaviorは、Linux内部から終了した際のEC2インスタンスの振る舞いを設
      定: Stop(停止)→インスタンスは停止し再開可能、Terminate(終了)→消去される)
•  表の中の”Name”行の”Value”列に、今回のインスタンスの名前とし
   て『デモ』と入力
• 画面下部のボタン              をクリック
(もし、他にもタグ付けをしたければ、”Add Another Tag”をクリックして、
   『Team』や『Project』などのタグを付けることも可能)
•   “Enter a name for your key pair”に『demo-key』と入力
•   “Create & Download your Key Pair”をクリック
•   立ち上がったウィンドウで、秘密鍵『demo-key.pem』を保存
    (このpemファイルはEC2インスタンスにアクセス時に使う重要なも
    のなので、保存した場所はしっかり記録しておく)
•   画面下部のボタン『Continue』をクリック
•   “Group Name”に『quick-start-1』が入力されていることを確認(今回
    のAMIの場合、自動的に作られます)
•   画面下部の”Custom TCP rules”をクリックし、さらにHTTPをクリック
•   ボタン『Add Rule』を選択して、HTTPプロトコルを追加
•   SSHもプロトコルとして追加されていることを確認
•   画面最下部のボタン『Continue』をクリック
•   この画面では、これまで入力してきた項目について確認します
•   画面下部のボタン     をクリック
•   おめでとうございます!!これでEC2インスタンスが起動を設定で
    きました!
•   はやる気持ちを抑えながら、画面下部のボタン『Close』をクリック
•   画面左”Navigation” 内の”Instance”をクリック
•   画面右側に”My Instance”が表示されるので、さきほど起動したイ
    ンスタンスが”pending”状態であることを確認
•   ボタン『Refresh』を押すと、状態が”running”に変わることを確認。こ
    れで起動が完了です!(通常、1分もかかりません!)
•   起動したインスタンスの行をクリック
•   画面下部のそのインスタンスの詳細情報が表示されることを確認
•   下のほうにスクロールして、様々な情報が記載されていることを確
    認
•   特に、”Public DNS”がこのインスタンスに付与されているグローバ
    ルアドレスであり、”Private DNS”が、ローカルIPアドレスであること
    を確認
•   Public DNSを選択してコピーする
    (このインスタンスに、ターミナル経由でアクセスする際に使用)
• Tera Termを起動し先ほどコピーしたアドレスを、”ホスト”にペースト
• 『SSH』を選択し、”SSHバージョン”には、『SSH2』を選択
• ボタン『OK』をクリック (セキュリティ警告が出ても無視)
(注意: マッキントッシュから接続する場合は、鍵のアクセス権を変更し
   てからsshでアクセスする)
① chmod 400 秘密鍵
② ssh -i 秘密鍵 ec2-user@”グローバルアドレス”)
•   “ユーザ名”に『ec2-user』と入力
    (このec2-userというアカウントは、AMIによって設定されている)
•   “RSA/DSA鍵を使う”をチェックし、ボタン『秘密鍵』をクリック
•   以前に保存しておいた『demo-key.pem』を開く
    (『すべてのファイル』を選択しないと、表示されないので注意)
•   画面下部のボタン『OK』をクリック
•   おめでとうございます!!EC2インスタンスに、Tera Term経由でア
    クセスできました!!
•   ものの数分で、仮想サーバを立ち上げ、その仮想サーバにアクセ
    スして、なんでも好きなことができることが実感できましたでしょう
    か?
さらに、Amazon Linux上でWebサーバを立ち上げてみましょう!
• Tera Term上で下記コマンドを実行していきます
• Apacheのインストール(管理者権限を利用)
  sudo yum –y install httpd
• Apacheの立ち上げ
  sudo /etc/rc.d/init.d/httpd start
•   ローカル環境のWebブラウザに、http://(public DNS)/を入力して、
    Apacheのデフォルトページが表示されることを確認
    (public DNSは、Tera Termにアクセスするために、以前コピーしたも
    のを使用)
•   おめでとうございます!!Webサーバーまで公開することができま
    した!
補足
仮想外部ディスク(EBS)の確認
 EBSの追加
Elastic IP(固定IP)の割り当て
AMIの作成 (サーバーのイメージ保存)
EC2インスタンスの停止
使用料の確認
仮想外部ディスク(EBS)の確認
• 今回立ち上げたEC2インスタンスのAMIは、仮想外部ディスク(EBS)
  を伴うAMI(EBS-bootと呼ばれる)なので、EBSについて確認する
• 画面左“Navigation”内の”Volumes”をクリックすると、”EBS Volumes”
  が表示される
• EC2インスタンスを立ち上げる際に作成されたEBSボリュームを確認
EBSのアタッチ
• 右クリックをして、『Attach Volume』をクリック
• “Instances”で、EBSをアタッチしたいEC2インスタンスを選択
   (このとき、同じリージョンにEBSが作成されていることに注意)
• “Device”に”/dev/sdf”が入力されていることを確認
• ボタン『Yes, Attach』をクリックして、アタッチを行います
EBSのファイルシステム作成
• EBSをアタッチしたEC2インスタンスにターミナル接続します
• 下記のコマンドでファイルシステムを作成
   sudo mkfs -t ext3 /dev/sdf
EBSのマウント
• sudo mkdir /ebs
• sudo mount /dev/sdf /ebs
これで、EBSのディスクがマウントされました
補足
仮想外部ディスク(EBS)の確認
  EBSの追加
Elastic IP(固定IP)の割り当て
AMIの作成
EC2インスタンスの停止
使用料の確認
Elastic IP Address (固定IPアドレス)の割り当て
• 立ち会ったEC2インスタンスには、グローバルアドレスが
     自動的に降られるが、EIPを利用すれば、固定IPアドレス
     を割り当てることができる
• 画面左“Navigation”内の”Elastic IP Address”をクリックする
     と、”Addresses”が表示される
•   “Allocate New Address”をクリック
•   表示されたウィンドウの、“EIP used in”で『EC2』をクリックし、『Yes,
    Allocate』をクリック
•   新しいIPアドレスが取得されたことを確認する
•   そのアドレスのチェックボックスにチェックを入れ、『Associate Address』
    ボタンをクリック
•   表示されたウィンドウの、“Instance”において、作成したEC2インスタン
    スを選択し、『Yes, Associate』ボタンを押して、IPアドレスをEC2インスタ
    ンスに紐付ける
    (紐付けたIPアドレスは課金されないが、紐付けていないものには課金
    されることに注意。)
補足
仮想外部ディスク(EBS)の確認
  EBSの追加
Elastic IP(固定IP)の割り当て
AMIの作成
EC2インスタンスの停止
使用料の確認
AMI (Amazon Machine Image)の作成
• EC2インスタンスを、AMIとして、コピーをとっておくことで、いつでもそ
    の時点のAMIから、EC2を起動できます
• EC2インスタンスの一覧の表示画面から、EC2インスタンスを選択し、
    右クリックし、”Create Image (EBS AMI)”をクリック
•   “Image name”にAMIを名前を、”Image Description”にAMIに関する
    説明を入力し、『Create This Image』ボタンをクリック
•   Create Image画面で、『Close』ボタンをクリック。これで、しばらくすると
    AMIが作成されます(EC2インスタンスが再起動されることに注意)
•   これでAMIの作成は完了です
•   実際に、このAMIを使用するには、EC2インスタンスの『Launch
    Instance』ウィザードの中で、AMIを選択する際に、”My AMIs”タブをク
    リックすると、作成したAMIを選択できるようになります
補足
仮想外部ディスク(EBS)の確認
  EBSの追加
Elastic IP(固定IP)の割り当て
AMIの作成
EC2インスタンスの停止
使用料の確認
EC2インスタンスの停止
•   EC2インスタンスを立ち上げたままにしておくと課金が続くので、不要になった
    らEC2インスタンスを止めておきましょう
•   EC2インスタンスには、終了(Terminate)と停止(Stop)の2種類があります
    •   停止すると、EC2の稼働料金はかからないがEBS(ディスク料金)はかかります。しかし
        データを保存しておいて、またサーバを立ち上げられます
    •   終了するとサーバー、データともに完全に無くなります
•   ここでは、停止してみましょう。EC2インスタンス一覧の中で、停止したいEC2イ
    ンスタンスを選択し、右クリック
•   表示された”Stop Insntace”ウィンドウで、ボタン『Yes, Stop』をクリック
    (この瞬間に課金は停止され、数分以内にインスタンスは停止します)
補足
仮想外部ディスク(EBS)の確認
  EBSの追加
EC2インスタンスの停止
Elastic IP(固定IP)の割り当て
AMIの作成
使用料の確認
使用料の確認
• Amazon Management Console上で、画面上部の『Account』をクリック
•   画面左部の『Account Activity』をクリック
•   “Amazon Elastic Compute Cloud”の横のボックスをクリック
•   展開された中で、EC2の使用料を確認
•   2010年11月1日以降にアカウントを作成すると無料ティア(無料使用
    枠)が存在するので、マイクロインスタンス1個だと無料で使用可能で
    あることが分かります!!
おめでとうございます!
  さらに、仮想サーバ(Amazon EC2)やその他のサービスを使ってみたい
  方は、下記のブログ、フォーラム、書籍、スライドをご参考に、アマゾンクラ
  ウドの世界をご体験ください!!
                                 AWSガイドブック
                                 日本語のAWS本でAWSを使いこなそう!
JAWS-UG(AWSユーザ会)   AWSブログ
フォーラムで質問OK!        日本語で最新情報入手!
「はじめてのアマゾンクラウド」シリーズの資料
「はじめてのアマゾンクラウド」シリーズの資料が参考になります
  ①AWSアカウント開設
  http://slidesha.re/aws-open
  ②EC2でWebサーバー立ち上げ(当資料)
  http://slidesha.re/ec2-open
  ③S3にwebコンテンツ保存
  http://www.slideshare.net/kentamagawa/s3web
  ④EC2でWindowsサーバ立ち上げ
  http://www.slideshare.net/kentamagawa/ec2windows
免責条項
このガイドは、お客様がAWSを実践されるのを補助する目的で作られてお
り、非公式のドキュメントです

ここに書かれている情報は、予告なく変更されることがあります。また、ガイ
ドに従った操作は、お客様ご自身の責任でお願い致します。どのような性
質の損害についても責任を負いません。

情報が間違っていたり、古くなっている際は、tamagawa @ amazon .
com、もしくは、Twitter: @KenTamagawaまでご連絡頂けますと助かり
ます

More Related Content

はじめてのアマゾンクラウド②[仮想サーバ(Amazon EC2)を立ち上げる]

  • 1. はじめてのアマゾンクラウド② 『仮想サーバ(Amazon EC2)を立ち上げる』 エバンジェリスト 玉川憲 Twitter: @KenTamagawa アマゾン データ サービス ジャパン株式会社 Ver0.9.6: 更新日: 2012年1月27日
  • 2. 事前準備 AWSのアカウントを開設し、Amazon EC2の申し込みが済んでいるかご 確認ください まだの方は、「AWSのアカウントを開設する」を参照ください。 インターネットアクセス (ネットワークに接続されている) Webブラウザ(Firefox or Chrome推奨) Windowsのデスクトップ環境 Tera Termがインストール済み http://sourceforge.jp/projects/ttssh2/ (マッキントッシュでも実施できますが、Teratermではなくシェルで接続することに注意) 注:このガイドは、お客様がAWSを実践されるのを補助する目的で作られており、非公式のドキュ メントです。このガイドの実施はご自身の責任でお願い致します。どのような性質の損害につ いても当方は責任を負いません。
  • 3. 早速、EC2の起動をはじめましょう。Webブラウザを立ち上げます • AWSのホームページのhttp://aws.amazon.com/jp/にアクセス • 画面上側の、『AWS Management Consoleを利用する』をクリック
  • 4. “My e-mail address is”にAWSアカウント用のe-mailを入力 • “I am a returning user and my password is”を選択し、パスワードを 入力 • ボタン『Sign in using our secure server』をクリック
  • 5. AWS Management Console(以下、コンソール)の画面になります • 上部タブで『Amazon EC2』が選択されていることを確認 • 左側の”Navigation”(ナビゲーション)の”Region”をクリックすると、EC2 を起動する地域を選択できます。今回は『Asia Pacific (Tokyo)』を使用 • 画面中央部のボタン『Launch Instance』をクリック
  • 6. ウィザードのクラシック版か、クイック版が選べるようになっています • 今回は、『Launch Instance』をクリック • ボタン『Continue』をクリック
  • 7. ここでは、起動するサーバ(EC2インスタンスと呼ぶ)の元となる、仮 想マシンイメージ(Amazon Machine Image, 以後AMI)を選択します • “Quick Start”タブが選択されていることを確認し、上から2番目の 64bitのAmazon Linux AMIの右側のボタン『Select』をクリック (ちなみに、星印は、無料使用枠に適用されるイメージを示す)
  • 8. ”Number of Instance”(インスタンスの数)で「1」を確認 (アベイラビリティゾーンに関しては次ページ参照) • “Instance Type”(インスタンス種類)で、Microの選択を確認
  • 9. “Availability Zone”(アベイラビリティゾーン)で『No Preference』(とく に選択しない)を選択 • 画面下部のボタン「Launch」をクリック
  • 10. 東京 アベイラビリ アベイラビリ ティゾーン A ティゾーン A シンガポー 南米 EC2 EC2 ル 米国 米国 米国 ヨーロッパ 西海岸1 西海岸2 東海岸 リージョンとアベイラビリティゾーン(AZ)の違い • AWSは、現時点で世界5か所のリージョンでサービスを展開してお り、ユーザーは任意にそのうちの一つを選ぶことができる。リージョ ンの中には、一つのデータセンターではなく、複数存在している • 東京リージョンの場合、2つのAZが存在し、お互いに、地理的、電 源的、ネットワーク的に分離されている • 任意のゾーンを選択し、EC2インスタンスを起動できる (今回は、No Preferenceを選んでいるので、自動的にAかBになる) • 冗長性を持ったシステムを作る際に、複数AZ併用は有用
  • 11. ここでは、特に何もせず、画面下部のボタン をクリック (・もし、サーバ監視のオプション機能であるCloudWatchを使う際には、”Monitoring”に チェックを入れる ・Termination Protectionは、サーバーの終了防止機能 ・Shutdown Behaviorは、Linux内部から終了した際のEC2インスタンスの振る舞いを設 定: Stop(停止)→インスタンスは停止し再開可能、Terminate(終了)→消去される)
  • 12. • 表の中の”Name”行の”Value”列に、今回のインスタンスの名前とし て『デモ』と入力 • 画面下部のボタン をクリック (もし、他にもタグ付けをしたければ、”Add Another Tag”をクリックして、 『Team』や『Project』などのタグを付けることも可能)
  • 13. “Enter a name for your key pair”に『demo-key』と入力 • “Create & Download your Key Pair”をクリック • 立ち上がったウィンドウで、秘密鍵『demo-key.pem』を保存 (このpemファイルはEC2インスタンスにアクセス時に使う重要なも のなので、保存した場所はしっかり記録しておく) • 画面下部のボタン『Continue』をクリック
  • 14. “Group Name”に『quick-start-1』が入力されていることを確認(今回 のAMIの場合、自動的に作られます) • 画面下部の”Custom TCP rules”をクリックし、さらにHTTPをクリック • ボタン『Add Rule』を選択して、HTTPプロトコルを追加 • SSHもプロトコルとして追加されていることを確認 • 画面最下部のボタン『Continue』をクリック
  • 15. この画面では、これまで入力してきた項目について確認します • 画面下部のボタン をクリック
  • 16. おめでとうございます!!これでEC2インスタンスが起動を設定で きました! • はやる気持ちを抑えながら、画面下部のボタン『Close』をクリック
  • 17. 画面左”Navigation” 内の”Instance”をクリック • 画面右側に”My Instance”が表示されるので、さきほど起動したイ ンスタンスが”pending”状態であることを確認 • ボタン『Refresh』を押すと、状態が”running”に変わることを確認。こ れで起動が完了です!(通常、1分もかかりません!)
  • 18. 起動したインスタンスの行をクリック • 画面下部のそのインスタンスの詳細情報が表示されることを確認 • 下のほうにスクロールして、様々な情報が記載されていることを確 認
  • 19. 特に、”Public DNS”がこのインスタンスに付与されているグローバ ルアドレスであり、”Private DNS”が、ローカルIPアドレスであること を確認 • Public DNSを選択してコピーする (このインスタンスに、ターミナル経由でアクセスする際に使用)
  • 20. • Tera Termを起動し先ほどコピーしたアドレスを、”ホスト”にペースト • 『SSH』を選択し、”SSHバージョン”には、『SSH2』を選択 • ボタン『OK』をクリック (セキュリティ警告が出ても無視) (注意: マッキントッシュから接続する場合は、鍵のアクセス権を変更し てからsshでアクセスする) ① chmod 400 秘密鍵 ② ssh -i 秘密鍵 ec2-user@”グローバルアドレス”)
  • 21. “ユーザ名”に『ec2-user』と入力 (このec2-userというアカウントは、AMIによって設定されている) • “RSA/DSA鍵を使う”をチェックし、ボタン『秘密鍵』をクリック • 以前に保存しておいた『demo-key.pem』を開く (『すべてのファイル』を選択しないと、表示されないので注意) • 画面下部のボタン『OK』をクリック
  • 22. おめでとうございます!!EC2インスタンスに、Tera Term経由でア クセスできました!! • ものの数分で、仮想サーバを立ち上げ、その仮想サーバにアクセ スして、なんでも好きなことができることが実感できましたでしょう か?
  • 23. さらに、Amazon Linux上でWebサーバを立ち上げてみましょう! • Tera Term上で下記コマンドを実行していきます • Apacheのインストール(管理者権限を利用) sudo yum –y install httpd • Apacheの立ち上げ sudo /etc/rc.d/init.d/httpd start
  • 24. ローカル環境のWebブラウザに、http://(public DNS)/を入力して、 Apacheのデフォルトページが表示されることを確認 (public DNSは、Tera Termにアクセスするために、以前コピーしたも のを使用) • おめでとうございます!!Webサーバーまで公開することができま した!
  • 25. 補足 仮想外部ディスク(EBS)の確認 EBSの追加 Elastic IP(固定IP)の割り当て AMIの作成 (サーバーのイメージ保存) EC2インスタンスの停止 使用料の確認
  • 26. 仮想外部ディスク(EBS)の確認 • 今回立ち上げたEC2インスタンスのAMIは、仮想外部ディスク(EBS) を伴うAMI(EBS-bootと呼ばれる)なので、EBSについて確認する • 画面左“Navigation”内の”Volumes”をクリックすると、”EBS Volumes” が表示される • EC2インスタンスを立ち上げる際に作成されたEBSボリュームを確認
  • 27. EBSのアタッチ • 右クリックをして、『Attach Volume』をクリック • “Instances”で、EBSをアタッチしたいEC2インスタンスを選択 (このとき、同じリージョンにEBSが作成されていることに注意) • “Device”に”/dev/sdf”が入力されていることを確認 • ボタン『Yes, Attach』をクリックして、アタッチを行います
  • 28. EBSのファイルシステム作成 • EBSをアタッチしたEC2インスタンスにターミナル接続します • 下記のコマンドでファイルシステムを作成 sudo mkfs -t ext3 /dev/sdf EBSのマウント • sudo mkdir /ebs • sudo mount /dev/sdf /ebs これで、EBSのディスクがマウントされました
  • 29. 補足 仮想外部ディスク(EBS)の確認 EBSの追加 Elastic IP(固定IP)の割り当て AMIの作成 EC2インスタンスの停止 使用料の確認
  • 30. Elastic IP Address (固定IPアドレス)の割り当て • 立ち会ったEC2インスタンスには、グローバルアドレスが 自動的に降られるが、EIPを利用すれば、固定IPアドレス を割り当てることができる • 画面左“Navigation”内の”Elastic IP Address”をクリックする と、”Addresses”が表示される
  • 31. “Allocate New Address”をクリック • 表示されたウィンドウの、“EIP used in”で『EC2』をクリックし、『Yes, Allocate』をクリック
  • 32. 新しいIPアドレスが取得されたことを確認する • そのアドレスのチェックボックスにチェックを入れ、『Associate Address』 ボタンをクリック • 表示されたウィンドウの、“Instance”において、作成したEC2インスタン スを選択し、『Yes, Associate』ボタンを押して、IPアドレスをEC2インスタ ンスに紐付ける (紐付けたIPアドレスは課金されないが、紐付けていないものには課金 されることに注意。)
  • 33. 補足 仮想外部ディスク(EBS)の確認 EBSの追加 Elastic IP(固定IP)の割り当て AMIの作成 EC2インスタンスの停止 使用料の確認
  • 34. AMI (Amazon Machine Image)の作成 • EC2インスタンスを、AMIとして、コピーをとっておくことで、いつでもそ の時点のAMIから、EC2を起動できます • EC2インスタンスの一覧の表示画面から、EC2インスタンスを選択し、 右クリックし、”Create Image (EBS AMI)”をクリック
  • 35. “Image name”にAMIを名前を、”Image Description”にAMIに関する 説明を入力し、『Create This Image』ボタンをクリック • Create Image画面で、『Close』ボタンをクリック。これで、しばらくすると AMIが作成されます(EC2インスタンスが再起動されることに注意) • これでAMIの作成は完了です
  • 36. 実際に、このAMIを使用するには、EC2インスタンスの『Launch Instance』ウィザードの中で、AMIを選択する際に、”My AMIs”タブをク リックすると、作成したAMIを選択できるようになります
  • 37. 補足 仮想外部ディスク(EBS)の確認 EBSの追加 Elastic IP(固定IP)の割り当て AMIの作成 EC2インスタンスの停止 使用料の確認
  • 38. EC2インスタンスの停止 • EC2インスタンスを立ち上げたままにしておくと課金が続くので、不要になった らEC2インスタンスを止めておきましょう • EC2インスタンスには、終了(Terminate)と停止(Stop)の2種類があります • 停止すると、EC2の稼働料金はかからないがEBS(ディスク料金)はかかります。しかし データを保存しておいて、またサーバを立ち上げられます • 終了するとサーバー、データともに完全に無くなります • ここでは、停止してみましょう。EC2インスタンス一覧の中で、停止したいEC2イ ンスタンスを選択し、右クリック • 表示された”Stop Insntace”ウィンドウで、ボタン『Yes, Stop』をクリック (この瞬間に課金は停止され、数分以内にインスタンスは停止します)
  • 40. 使用料の確認 • Amazon Management Console上で、画面上部の『Account』をクリック
  • 41. 画面左部の『Account Activity』をクリック
  • 42. “Amazon Elastic Compute Cloud”の横のボックスをクリック • 展開された中で、EC2の使用料を確認 • 2010年11月1日以降にアカウントを作成すると無料ティア(無料使用 枠)が存在するので、マイクロインスタンス1個だと無料で使用可能で あることが分かります!!
  • 43. おめでとうございます! さらに、仮想サーバ(Amazon EC2)やその他のサービスを使ってみたい 方は、下記のブログ、フォーラム、書籍、スライドをご参考に、アマゾンクラ ウドの世界をご体験ください!! AWSガイドブック 日本語のAWS本でAWSを使いこなそう! JAWS-UG(AWSユーザ会) AWSブログ フォーラムで質問OK! 日本語で最新情報入手!
  • 44. 「はじめてのアマゾンクラウド」シリーズの資料 「はじめてのアマゾンクラウド」シリーズの資料が参考になります ①AWSアカウント開設 http://slidesha.re/aws-open ②EC2でWebサーバー立ち上げ(当資料) http://slidesha.re/ec2-open ③S3にwebコンテンツ保存 http://www.slideshare.net/kentamagawa/s3web ④EC2でWindowsサーバ立ち上げ http://www.slideshare.net/kentamagawa/ec2windows