写真：安藤 美紀
東北きっての一大温泉リゾート、花巻温泉郷。その南側に位置する花巻南温泉郷は、豊平川沿いに「一温泉一源泉」の12の温泉で構成された、バラエティ豊かな温泉地です。山の神温泉「清流館」があるのは、豊平川中流。温泉ファンに人気の「大沢温泉」と「鉛温泉」の間にあり、ディープな“はしご湯”をするにも便利な立地です。
「清流館」は花巻温泉郷の中でも、断トツ「ラグジュアリーな温泉滞在」が叶う場所。「優香苑」の敷地内に建つ、離れの宿として作られました。
写真：安藤 美紀
ラウンジのデザインは、重厚な木の梁や柱、漆喰調の壁を取り入れるなど、日本的な伝統的な建築の意匠を現代的にアレンジ。南部箪笥や南部鉄器といった、岩手の伝統工芸品をモチーフにした岩谷堂箪笥が目を引きます。
旅館というより、おしゃれな別荘に来たようでワクワク！
写真：安藤 美紀
そして、ウェルカムドリンクのラインナップには、岩手の地ビールが！国際的なビール大会「インターナショナルビアカップ」で銀賞を受賞した、一関市いわて蔵ビールの「レッド・エール」と、後味が柑橘系のような爽やかな味わいの「IPA」、どちらか好きな方を選べます。
岩手で話題の銘菓「サクホロリ」をおつまみに、グビッと一杯…。ビール好きなら、がぜんワクワク度がUPしますよね！
写真：安藤 美紀
さらに、ラウンジは森林浴を楽しめるとっておきの場所。大きな窓いっぱいに広がる緑から、「まあ、のんびりしていきなよ」と言われているようです。実は中庭の植物は、スタッフみんなでこつこつと植えたもの。癒しを届けたい、そんな想いが詰まった愛情いっぱいの庭なんです。
ちなみに、ラウンジでは、24時間使えるセルフのドリンクカウンターを設置。有機焙煎珈琲、こだわり抜いたオリジナルブレンド珈琲、はとむぎ茶、レモネードが無料で飲み放題です。
写真：安藤 美紀
ラウンジを出て廊下へ。ふわっと明るい光に吸い寄せられるように近づくと、岩谷堂箪笥の上に「星工房 早池峰焼」のランプシェードがディスプレイされています。
大きい焼き物は、花巻生まれの宮沢賢治の作品「銀河鉄道の夜」をイメージしたものだとか。幻想的な輝きにうっとり…。焼き物は季節ごとに変わるので、リピーターもまた違った雰囲気で楽しめますよ。
写真：安藤 美紀
客室棟は、2F建ての低層な造り。1棟4部屋（全5棟）のスタイルで、20室どの部屋に泊まっても、65平米というゆったりした広さがあります。
写真：安藤 美紀
「清流館」最大の魅力は、客室についた半露天風呂。源泉温度自体が42度と適温なので、加温や加水されることなく、湯船にそのまま注いでいます。しかも、豊富な湯量のおかげで、シャワーやカランからも源泉が出るのが嬉しい！
多くのファンを虜にするそのお湯は……手を入れるなり「わあっ、すごい」と声が出てしまうくらい、本当にとろとろ。大げさではなく、これぞ美容液と言いたくなるほどのとろみです。
窓を開けると、風がすっと通り吹き抜け、なんともいえず贅沢で満ち足りた気持ちに。お湯が出てくる木箱の蓋を外して湯量を調整すれば、温度も変えられます。
写真：安藤 美紀
pH9.3とアルカリ度が高い「清流館」の湯は、入浴後のすべすべ感が抜群。さらに、保湿ケアをしっかり行えば、見違えるようなぷるぷる肌に近づきます！
「清流館」では、備え付けのアメニティとは別に、ミニサイズの基礎化粧品「ポーラ」、NY発のメンズコスメ「ポール・スチュアート」、バスアメニティ「クレージュ」を用意していて、至れり尽くせり。
写真：安藤 美紀
部屋でリフレッシュしたいときには、テラスに出てみましょう。構造上2Fは手すりが付いていますが、1Fは何もないので広々！自然を満喫したい旅人にとって、最高の癒しスポットになるはず。
緑の中を眺めていると、たぬきやキツネとひょっこり出会うことも。
写真：安藤 美紀
素晴らしいのは、温泉だけではありません！
日本料理技能向上全国大会「郷土料理部門」や「花巻市の匠」など、様々な賞を受賞した多田義男料理長が繰り出すのは、岩手の旬と地の魅力をフルに活かす、オリジナリティーあふれた創作会席料理。
たとえば、宮沢賢治にちなんだ「賢治最中」には、花巻のブランド豚・白金豚リエットをサンド。未知なる美味しさに思わずうなってしまいます。
写真：安藤 美紀
会席料理というと、ちょっとずつ出てくるので、さほどボリュームがない……と思われるかもしれませんが、「清流館」では岩手の黒毛和牛と旬の魚をダブルメインで提供。ボリュームたっぷりで、男性のお腹も満たしてくれます。
お腹がいっぱいになったら、客室のお風呂とは別の大きな露天風呂でリフレッシュしませんか？
「清流館」の宿泊者は、「優香苑」全てのお風呂と、2020年6月にできたばかりの日帰り温泉施設「なごみの湯」、どちらも無料で入れます。特に「優香苑」の露天風呂は、森林に囲まれた花巻温泉最大の大きさ！森のパワーを感じられて、ゆったりとくつろげますよ。
写真：安藤 美紀
一夜明けて、朝食タイム。「清流館」の朝ごはんは、うっかり「地酒をください」と言ってしまいそうな豪華なラインアップ。釜で焚いたあつあつご飯の上に、フカヒレのあんかけをトロ～リかければ、朝から幸せを噛み締められます。
写真：安藤 美紀
帰り際にスタッフから手渡されるのは、朝焼いたばかりのシフォンケーキ、丸ごと1ホール！ふんわり軽～いシフォンケーキを受け取ると、帰りの足取りは超軽やかに。幸せなサプライズに、なんだか明日からがんばれそうな気がします。
動画：安藤 美紀
最後に、至福の時間を動画でもお楽しみください！
今回ご紹介した「清流館」は、どんな山奥にある宿なのかと思われるかもしれませんが、東北自動車道「南花巻IC」からだと約20分。意外とインターから近く、便利な場所にあります。アクセスが困難すぎないので、苦労せずに宿まで行けますよ。
「日常から逃避したい」そんなときは、「清流館」に泊まって、ぴかぴかのお肌と元気をスーパーチャージしてくださいね。
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/26更新)
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