桜島大正噴火110年
1914年1月12日に発生し、58人が犠牲となった桜島大正噴火から12日で110年が経過する。噴煙の高さは1万メートルを超えた。火山灰や軽石、溶岩など噴出物の総量は、富士山の1707年宝永噴火の約3倍に相当する20億立方メートルに上る。次の大噴火につながるマグマの蓄積が進み、大正噴火前の水準に戻りつつあるとされる。規模も被害も国内で20世紀最大の噴火を振り返り、現在も活動がやまない桜島の内部を探る。
■桜島大正噴火110年
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2024年1月11日 13:35