2014/02/22 - 2014/03/04
131位(同エリア772件中)
唐辛子婆さん
今日は「フエよくばり市内観光ツアー79$」に参加する日。
ホイアンからフエまでは車で3時間かかります。
ホテルを朝5時前に出発!!
朝寝坊の唐辛子婆には仰天の選択ですけと自分が選んだんだからしかたありませぬ。
でね、朝の5時前って真っ暗なの。←初めて驚くやつ。
しかもお部屋の外の灯りもついておらず!
折しも月は研ぎ澄まされた鎌の刃のやう。何の役にもたちゃしない。
手探りで鍵穴をさがして施錠して足探りで階段を降りるって、想像してみて!
こわいよぉぉぉぉ!
前日レセプションに言っておいたのになあ、ガーデンにひとつだけでもランプつけておいてくれればよかったのにブツブツブツ。
しかもガードマンがガードマン用のベッドにおらず。
どうやってこの門を開ければいいのかしらん?
よじ登れっちゅうの?
とまれ車はほぼ正確に到着し
ガードマンもどこからか現れたので部屋の鍵を渡し、さあ出発です。
★Vietnam ベトナムひとりっぷ 9編のサイトマップ
http://4travel.jp/travelogue/10873236
- 旅行の満足度
- 4.5
-
運転手は最低限の英語がわかりました。
これなら途中の街で朝ごはんが食べられるかも知れない。 -
と思った唐辛子婆は甘かった~~~!
-
夜が明けても
ガソリンスタンドを過ぎて -
峠を越えて
-
行けども行けども町らしい町がなくて
食堂も屋台もみあたらない。 -
7kmのトンネルを抜けるとは知っていたけど
霧にけぶる峠を2つも超えるとは知らず。
重量車たちがあえぎあえぎのぼるヘアピンカーブ。
帰路は真っ暗闇の山の中、ヘッドライトだけが頼りのはずだ。
ここでもう、5時終了のツアーを3時で抜け出そうと決めました。 -
とうとうランチまで
すきっ腹をかかえての観光となりました、とほほ。
なのでランチを先に載せちゃいました。
シシカバブみたいなのを -
野菜と一緒にライスペーパーに包んで食す。
-
海老炒め。
-
豚肉炒め。
-
野菜炒め。
う~~む、すきっ腹抱えていたにしてはテンションの下がる食事だったなあ。
いえ、お味はおいしいんですよ。
でもね、日本語ガイドツアーというのは
あまりローカル色の強いものは供さないのかしらん?
中華とどう違うんだらう?
でも食事はともかく
ご一緒したご夫妻はとても感じのいい方たちで話がはずみました。
ご主人様(大学の先生)と唐辛子婆は
いっときタイ文字を習って、あまりの難しさにすぐに挫折した
という共通点があり。
「専門が中国語で、中国南部の言葉の構造がタイ語とよく似ているので
それを研究しようと思って。」
・・・わたしゃ単なる日常生活のためだったんですけどね。
奥様とは「絵画が好き。好奇心とユーモアの持ち主。
そして、食した果物の種を育ててみる。」という共通点があり。
ツアーの終わりまで楽しい時をすごすことができました。 -
さて、「フエよくばり市内観光ツアー79$」です。
ガイドのチュンさんは、日本に行ったことがないながら
とても上手な日本語を話す清潔な感じの好青年でした。
「フエは香りの川という意味です。
はじめに世界遺産のミンマン帝廟を訪れます。明治時代と同じです。
アジアンハイウェイを通ります。この道は韓国まで続いています。」
その壁は銃弾のあとがいっぱいでした。 -
「20年間在籍した王様で、亡くなってからお墓が完成しました。」
-
「これが帝廟の入り口です。」
-
-
「ベトナムでは昔は漢字を使っていました。」
-
「王様の建物は黄色です。お金が儲かるように黄色い色を好みます。」
-
-
「屋根の色も黄色です。」
-
「ここは家来のいる場所。」
-
「このお庭のず~っと奥にあの世で王様が勤務するための
中が赤い建物があります。
王様やお妃さまの位牌があります。でも中は撮影禁止です。」
中が一番豪華なのにそれが撮影禁止で絵葉書もないとは、とほほ。 -
「王様に側室は500人いました。
だから子供の名前が覚えられませんでした。」
側室の名前だって覚えていられないよ。
「そちは誰じゃ?」 -
とっても広い庭園墓地!
-
ベトナムってほかの東南アジアの国々に比べて
圧倒的に中国的だなあという印象ですけど
生垣の刈り込みまで中華丼の模様だぁ! -
「ここの向こうに王様が埋葬されていますけど、どこだかはわかりません。
王様を埋葬するときに財宝を一緒に入れるので、盗掘を恐れどこに埋葬した
かわからないようにするのです。」 -
次に訪れたのは12代目の王様でフランス統治時代の方です。
「フランス様式とヒンドゥーと仏教とキリスト教の様式を取り入れました。
この王様には子供が一人しかいませんでした。」 -
もっとベルサイユ宮殿みたいかと思っていましたが
-
家来たちといい
-
目にガラスを嵌め込んだ狛犬?といい
フランス様式なのはちょっとだけというカンジ。
「このガラスは日本から輸入されたキリンビールの瓶を割ったもので作られました。」
まさか?!
「建物の中に証拠があります。」
ホントだ!
建物内は撮影禁止なので掲載できませんが、確かにキリンビールの瓶の絵がありました。「当時は貴重だったのです。」 -
「この王様はみんなに嫌われていました。
自分の学んだ建築学の知識を発揮して廟のデザインは自分でしました。
コンクリートをパリから運ぶなどの贅沢三昧をしましたが
それは税金を30%上げることでまかないました。
フランスの後ろ盾があったので誰も反対できなかったのです。」 -
3番目に訪れたのは4代目の王様の帝廟でした。
「フランス統治時代だったので、傀儡として廟で16年も暮らしました。
とても謙虚な王様だったのでみんなに好かれました。 -
でも子どもが一人もできなかったので王族の中から3人養子をもらいました。
-
3人が喧嘩して5代目を継いだ人は3日しか在位しませんでした。
-
6代目は4代目の弟が継ぎましたが6か月間だけの在位でした。」
-
この人が何を撮っているかというと
-
タニシの卵ですって!
-
帝廟の見学が終わってフエの街に戻る道すがら
-
お線香を作っているお店に寄りました。
-
それからランチの後、王様の住まいの見学です。
「この大砲は一度も使われたことはありませんでした。」 -
王様の住まいについては
疲れちゃって何もメモが残っていません。 -
-
音楽隊の演奏。
-
きれいな衣装の数々はガラスが光ってよく撮れず。
-
「ベトナム戦争の時にアメリカ軍の爆撃を受けて
ここは何もなくなってしまいました。」 -
クレオメがそこかしこにきれいに咲いていました。
-
これからお寺の見学なんですけど、私はここで失礼しました。
なにせ峠を越えてホイアンに帰らなければならないので。 -
帰路、小遣い稼ぎのポリスにつかまって50万ドン払わされた運転手。
「性悪ポリスめ!これがベトナムだ!50万だよ!まったく!どうしてくれるんだまったく!」と
ぼやき続けるので、ちょっと落ち着いてもらわないと事故るかもと
ダナンでカフェに寄ってもらいました。
そうしたら氷入りのコーヒーを持ってきたので -
ホットを頼みなおしたらこんなのを持ってきてくれました。
後ろに見える白い器の中に熱湯がはいっていてこのグラスを湯煎にしてました。
コーヒーの下の白いのはコンデンスミルク。
運転手もそのアイスコーヒーを飲んでやっと静かになり
私は無事ホテルにたどり着くことができたってわけです^_^;、
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この旅行記へのコメント (4)
-
- チーママ散歩さん 2024/01/17 05:02:54
- フエを復習しました^ ^
- おはようございます。
フエの見たことある風景^ ^懐かしいです。
私も行きましたが、暑さと王宮の広さに
疲れほとんど下を見てガイドから
離れていたので説明も入って来なくて
改めてお婆様の旅行記で復習しました。
ツアーによってコースが異なるとは思いますが
漁村でのトイレ休憩や昨日コメントを頂戴した
時に書いた焼身自殺で抗議した僧侶のお寺でみた
その時の写真と、その時の車が一番印象的でした。
英語ツアーで、日本語ツアーより安いけれども
それでも一万。せっかくフエに行ったのに
伝えられずにいます。笑
それでは今夜からお出かけしてきます。
まだ、真っ暗な世界より。
- 唐辛子婆さん からの返信 2024/01/17 22:37:40
- Re: フエを復習しました^ ^
- チーママ散歩さん
フエを復習していただけて光栄です。
ツアーって自分の興味外の所も回ることになるし、興味のあるところはマジマジシゲシゲ穴の開くまで見たいのに時間が足りないしで、あまり好きではないんですけど、治安の悪い所やよく知らない所では安心なので利用するしかないかなあと思います。
今夜からお出かけするところの旅行記も楽しみにしています。
唐辛子婆
-
- momotaさん 2014/04/28 19:19:08
- なんか面白い
- 唐辛子婆さん、こんばんは♪
なんだろなぁ〜ばあやさんのコメントのタッチが面白おかしい
からか結構普通に考えるとつらそうな事多いんだけど笑える。
真暗がりにひとりでゴソゴソでかける様子とか朝ごはんも食べられず
悪路を耐え抜く姿とか想像するとぷぷぷ・・・
ベトナムの王様ったら500人も側室がいたんですか〜
誰にも愛されてなさそうでかえってお気の毒。
歴代の王様も在位が短いし真面目に国をよくしようなんてことは
全然考えてないのねぇ。
でも贅沢三昧の王様の造る建物って後でこうして残ると見応え有ですよね。
タニシのたまごってあんななの〜?きもちわるぅ・・・
- 唐辛子婆さん からの返信 2014/04/30 01:20:34
- RE: なんか面白い
- ももちん、こんばんは〜♪
>
> なんだろなぁ〜ばあやさんのコメントのタッチが面白おかしい
> からか結構普通に考えるとつらそうな事多いんだけど笑える。
あはは。辛いというより面食らうというか^^。
門にたどりつくまでに庭木が何本も植わってるしプールもあるし
真っ暗闇をすり足で門までたどりつくって恐怖だよぉ〜〜〜!
門の外にはうすぼんやりとした街灯があったので
レセプションとかガードマンのベッドのあたりはなんとか見えたんだけど。
> 朝ごはんも食べられず
> 悪路を耐え抜く姿とか想像するとぷぷぷ・・・
でも峠越えにはなんだかわくわくしたことも事実。
物流のダイナミズム、みたいなものに。
タイで暮らし始めたころ
その前に暮らしたインドネシアとの違いに驚いたのよね。
石油で潤っているはずのインドネシアより
何も採れないタイの方が進んでるのはどうしてかなあと。
で、その経済的な発達の源は近隣諸国との貿易(含む密貿易)らしいんですけど、それってせっせせっせと運んで運んでのタマモノですもんね。
働き者の人民に勝るものはないってことですよね?
> ベトナムの王様ったら500人も側室がいたんですか〜
> 誰にも愛されてなさそうでかえってお気の毒。
そうかもねえ。
> 贅沢三昧の王様の造る建物って後でこうして残ると見応え有ですよね。
ベルサイユしかり。
現代ではとうてい成し遂げられない産物で
その国の末裔は観光収入を得ることができるんだから
王様の贅沢三昧もあながち悪いことばっかぢゃなかったってことかも。
> タニシのたまごってあんななの〜?きもちわるぅ・・・
その後、北タイのチェンライのゴルフ場の池で、草の茎に産み付けられたピンクの卵とタニシ(馬鹿でかい)を見ました。
そのきびわるい写真、近日公開いたしやす〜ヽ(^o^)丿
唐辛子婆
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