夏場の農作業用にテクニカル素材の長袖Tシャツを調達した。
事前に電話で注文しておいた、米国アウトドア衣料メーカー「パタゴニア」社のキャプリーンクールライトウェイト長袖Tシャツをパタゴニア東京・ゲートシティ大崎ストアへピックアップに出かけたときのことである。
Coyote No.80 特集
モノシリ沼ブログの沼王さんが強烈に薦めるパタゴニア50周年の本がお店にあったので迷わず購入。パタゴニア社が出版した本かと思っていたらそうではなかった。日本の出版社スイッチ・パブリッシングの雑誌Coyoteの特集号でした。
現地取材などしっかりしていて地球の環境危機に立ち向かうパタゴニアの企業姿勢に刺激を受け、元気をもらい、今後の生き方を少し考えてみるには、じゅうぶん読みごたえのある内容である。
特集号のなかに編集長から読者へ向けたメーッセージがあって、なぜかそれがパタゴニアの創業50周年とは直接関係がなく、第二次世界大戦沖縄戦のひめゆり学徒隊のことについて書かれていた。池澤夏樹と黒田征太郎による絵本『ヤギと少年、洞窟の中へ』という絵本刊行の紹介も兼ねていたが、僕にはこれが一番印象に残った。
パタゴニアが掲げる地球規模の環境危機への様々なアクションに加わることも大事だが、自分の身近にある問題、戦後日本が抱える解決しなければならない社会問題がいまだ放置され続けていることに目を向けなければならないなあ。
いま自分のできることはないか。
「Coyote 特集 パタゴニア、未来を語る」をパラパラと読んでそんな気持ちになった。
パタゴニア Presents
過去のパタゴニアの特集本があったと思い、本棚を探したら1998年の 「パタゴニア Presents」があった。
”遊ばざる者、働くべからず”
という強烈なメッセージに、生き方が変わった人もいるらしい。
25年前に出版されたなんとも衝撃的な本なので、古書店で見つけたら手にとってみることをおススメする。