2ちゃんねるの乗っ取り事件で西村博之氏とNTテクノロジー社(ジム・ワトキンス氏)が争っていた訴訟で、西村博之氏が勝訴したことをツイッターで発表しました。
2ちゃんねる乗っ取り事件で、東京地裁判決が出まして、全面勝訴でした。
— Hiroyuki Nishimura (@hiroyuki_ni) 2018年6月23日
違法行為に携わってる方々や代理店の人もわしわし訴えていきますので、今後ともよろしくお願いします~https://t.co/xqirRmSfBc
判決の一部が2ちゃんねるにアップされています。
2ちゃんねる乗っ取り事件・東京地裁 勝訴判決 2018/06/22
2ちゃんねるについては、2ch.netのサーバーを管理していたジム氏が創設者のひろゆき氏から乗っ取ったことが話題になっていました。
その後、2017年、ジム氏サイドは2ちゃんねるから5ちゃんねるに名称を変更。2ch.netの2ちゃんねるは閉鎖となります。
今回の訴訟は、公開されている判決文によるとひろゆき氏が前払いしたサーバー管理委託料の返還を求めるもののようで、総額112万8000ドルの支払いを命じる判決となっています。
さて、ひろゆき氏の勝利はめでたいのですが、問題は海外法人のNT社に対してきちんと執行ができるかですね。
あくまで今回は日本での裁判なので、海外で判決を執行(海外の預金の差し押さえ等)をするには、日本での判決を現地の裁判所等で承認してもらう必要があります。国際紛争はここがネックになることが多いです。
もっとも、ひろゆき氏の狙いとしては単純な金銭返還だけでなく、2ちゃんねるの運営権の正当性の証明でもありそうです。今回の勝訴は2ちゃんねるにかかわる権利闘争についてひろゆき氏サイドの好材料となりそうです。