いくら吸湿材を置いてもカビてしまうクローゼットに断熱材で対策しました。
背景
我が家のクローゼットは冬になると衣類に大量のカビが付いてしまいます。
特にクローゼット奥の壁面側と床面側に置いていたり触れている衣類です。
一度発生して、きれいに除菌して除湿剤を設置しましたが改善せず。
原因を調べて対策することとしました。
原因
よくよくカビが発生したクローゼットを調べてみると、クローゼットの底に置いていたリュックが湿っているというレベルではなく濡れていました。
クローゼットの奥の面と底の面を触ってみるとビチョビチョになっていました。
結露で濡れてクローゼットの壁面がビチョビチョになっていたのです。
私の部屋はマンションの角部屋で壁の向こうは外です。
今の季節は寒いので暖房をつけているのですが、クローゼットの奥の壁を触ってみるととても冷たくなっていました。
この温度差で結露していたようです。
つまり冬場に窓で結露が発生しているのと同じ状況になっていたのです。
対策
クローゼット内の冷たい壁で結露しているので、いくら防湿材を入れても意味がありません。
基本的には窓を二重窓にすると結露がなくなるのと同じ原理で、クローゼット内の壁を断熱する必要があります。
ということで今回は断熱材として優秀な建築材料であるスタイロフォームを使いました。
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基本的にはホームセンターで手に入るものになります。
厚さは、加工しやすや、クローゼットの中身が小さくなってしまうといけないので厚さ20mmのものを使用しました。
加工
加工は基本的に定規とカッターナイフです。
カッターは濡らしたりCRE556等の潤滑剤をつけると綺麗に切ることができます。
基本的には
- 切りたいサイズにペンでマークを付ける
- マークに沿って半分ぐらいの深さまでカッターで切り込みをいれる
- 切れ目に合わせて折る
でカットすることができます。
狭いリビングで何とかスペースを見つけてカットします。
スタイロフォームは多少縮むのでほんの少し(数mm程度)大きめにカットします。
設置
あとは設置するだけです。
サイズがピッタリならハマってくれます。
多少は曲がったりするので、折れない程度に曲げながらクローゼットの奥に押し込んでいきます。
ピッタリハマってくれたので、両面テープ等は使わず、ただはめ込んでいるだけです。
ゆるくなってしまったら、はがせる両面テープを使えばいいと思います。
同じ要領で底面も設置します。
綺麗に設置できました。
一点注意事項ですが、スタイロフォームは湿気を通さないので、設置前にクローゼットは十分にきれいにして(カビがあったなら除菌も)乾燥させてから設置してください。
乾燥させないといつか引っ越し等で外した時に裏面がカビだらけになってしまう可能性があるので。(笑)
他のクローゼットにも同様に設置します。
スタイロフォームは擦ると細かい削れゴミが出るので、洋服についてしまうかもしれません。
気になる人はリメイクシートをスタイロフォームの上から張ってしまうのが良いと思います。
カットして余ったスタイロフォームはもったいないので、寒い玄関対策でドアに設置させていただきました。
(中途半端な状態になってしまいましたが。)
2週間経過
断熱材で対策して2週間経過して、かなり寒くなってきて結露が起きやすい気温と部屋の状態になることは多くなりましたが、クローゼットの中に結露は発生していませんでした!
これで今年の冬は服がカビたりカビ臭くならずに過ごせそうです。