まいあさで語ったモリタクこと森永卓郎の財務真理教記事。見るべし!

『ザイム真理教――それは信者8000万人の巨大カルト』は、国の会計について税収の範囲内で支出するという財政均衡主義の問題点を指摘した森永卓郎さんが、日本経済を好転させる方法を提案した経済解説です。森永さんにお話を伺います。(聞き手・畠山智之キャスター)

【出演者】
森永:森永卓郎さん

財政均衡主義を守り続ける財務省

――森永さんは、この本で展開される自身の主張に賛同が少ないことを嘆いていますが、この本は発売から版を重ねて、現在、ベストセラーになっています。どんな手応えをお感じですか。

森永:
あの……ただですね、アンケートを見ると7割くらいの国民が、「日本は借金で首が回らなくなって財政赤字が大変だ」という財務省の主張を理解しているというか賛同しているので、それに疑いを持っている人は2〜3割しかいない、というのが現実だと思います。

――私も、財務省が言っている「収入と支出はバランスしたほうがいい」という考え方は、「そうだよね」とずっと思っていました。

森永:
それは、家計だとか企業経営ではそうなんですけれども、国の場合は全く違うということなんです。

――ここまでラジオをお聞きになった皆さん、「そんなことはないだろう」と思っているかもしれません。ここから具体的に、この本の内容を伺っていきますが、森永さんの訴えは、「財政均衡主義は間違っている」です。「税収の範囲内で財政支出をしなければならないという政策は、大きな弊害をもたらす」というふうに書いていますね。どんな弊害があるんですか。

森永:
これはマクロ経済学の基本中の基本で、どの教科書にも書いてあるんですけれども、例えば不況で需要が足りない・お金を使ってもらえない、でも生産設備は十分にある・供給力はあるというときに、需要を刺激してあげる・政府が国債を発行して消費を増やす、あるいは投資を増やすということをやらないと、景気がどんどん落ち込んでいってしまいます。だから経済の状況がよくないとき、特にデフレのようなときは、借金を増やしてでも需要を増やしてやれば、そこから経済が立ち直っていく、と。

世界恐慌のときに、アメリカで実験が行われて大きな効果を発揮しているわけですね。今、世界中でそれは常識になっているにもかかわらず、日本の財務省はかたくなに財政均衡主義というものを守ろうとするんです。その結果、国民生活が今、非常に厳しい状況になってしまっているということが、現実として起きていると思います。

――そうすると、入ってくるお金を超えてお金を使ってもいい、ということになると思いますが、これだと1,000兆円を超える借金が返せないとも思うんです。でも、借金は増やしていいんでしょうか。

森永:
国の場合は、国債を発行して歳出をするというのが出来るんです。自国通貨で国債を発行している場合は、例えば国債が暴落をしようとしたとします。そうしたら中央銀行、日本でいえば日銀が全部買っちゃえば、暴落なんかしようがないわけですね。日本も実は太平洋戦争のときに、戦費としてとんでもない量の国債を発行したんです。でも、デフォルトしていないですよ。

――ええ。

森永:
例えば2020年度は、コロナで大変な事態が起きましたよね。80兆円も赤字を出したわけです。でも、国債が暴落しましたか、ハイパーインフレがきましたかというと、何も起こらなかったんです。私の感覚で言うと、1年間に100兆円くらいずつ永久に赤字を出し続けても、恐らく大丈夫。

――ええっ!?

森永:
そうなんです。イメージとして言えば、「返せません」という前にお金を刷って、刷ったお金で返しちゃえばいいだけの話ですから、国際的な信用を失墜させるデフォルト、債務不履行というのは、起きようがないという構造になっているんです。

「財政均衡主義は間違っている」…いい言葉だ!財務省批判してる奴は勇者、しないやつは財務真理教の犬だ!!

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きょうもジョギングしてた。登り坂ダッシュ再開したが、寒さと食い合わせの影響(?)でダッシュが硬かった!それさえなかったら1分40秒切ってゴールできた。もしかしたら1分半切れたかも?距離700m+3㎞+ほぼ2.5㎞?1:55,17:00,14:33.「