ハピラインふくい初乗車
おはようございます。旅は3日目、最終日。
ホテルミラージュアケボノを出発し、まずは歩いて福井駅に向かいます。
その途中で、福井鉄道の駅メモラッピング車に遭遇。
福井の鉄道に纏わるキャラクターたちがいっぱいにラッピングされた車体の電車が進んでいきます。
福井駅に到着。
今日はなにやらイベントがあるようです。
とりあえずは朝ご飯。
北陸新幹線開業に合わせて高架下にオープンしたくらふ福井駅の中にあるリトルマーメイドというパン屋に入ります。
福井の焼印が押された「福井あんぱん」をいただきました。
それでは、ここからは在来線で移動します。
乗車するのは北陸本線の福井県部分を引き継いだ第三セクター「ハピラインふくい」。
ハピラインの改札口へ向かう途中、こんなものを発見。
発売停止中のみどりの券売機です。
ダイヤ改正前は在来線を発着する特急のきっぷの発券に活躍していましたが、在来線がハピラインに移管された今、JR西日本の持ち物であるこの券売機は"ここにいてはいけない存在"になってしまいました。
上から紙を被せられ、撤去のときを待っているその姿を見るのはちょっと悲しいですね…
それでは、改札内へ。
ハピラインの案内が出ていること以外はJR時代のまま。
E2系のタイムカプセルも健在。
ただ、開封式が行われたため、蓋は開けられています。
ホームに向かいます。
こちらがハピラインの駅名標。
ハピラインのカラーのピンクを全面に押し出したかわいいデザインになりましたね~
乗車するのは普通敦賀行き。
ハピライン色を期待しましたが、いたのはJR色。
ただ、これからJR色はどんどん消滅する予定なのでこれはこれで貴重です。
車体にはJRマークを剥がした跡が残っていました。
福井を発車した列車は次の越前花堂に停車、
越美北線との境界駅です。
メガネの看板が見えてくると、まもなく鯖江。
特急の停車駅だったのに新幹線駅はない鯖江。
特急用の長いホームが寂しげでした。
そのお隣、武生で下車。
ハピラインのでんこ、王子保こはなちゃん看板が出迎えてくれました!
ドイツから来た路面電車
武生駅から徒歩で5分ほど。
やってきたのは福井鉄道のたけふ新駅です。
この駅は開業時は武生新駅という名前で、2010年に越前武生駅に改称されましたが、新幹線に越前たけふ駅ができることとなり、読みが同じになってしまうため2023年に再改称されたそう。
表記こそ違いますが、読みは開業時の懐かしい名前に戻りました。
きっぷを購入して改札内へ。
3番線には電車が縦列駐車していました。
その中にはさっき福井で見た駅メモラッピング車も。
そして、そのラッピング車の先にいたのが…
こちら!
白と黄色のツートンカラーの丸っこい車両です。
まるで、ヨーロッパを走るトラムみたいに見える車両ですが、それもそのはず。
実はこちら、元ドイツ・シュトゥットガルト市電の車両なのです。
高知の土佐電気鉄道(現・とさでん交通)が開業85周年を記念して1990年にヨーロッパ4か国から導入した「外国電車」のひとつでしたが、2014年に福井鉄道に移籍し、「レトラム」の愛称が付けられ春と秋の限られた日のみ運行されています。
シュトゥットガルト時代はGT4形と呼ばれており、当時同市の路面電車は起終点でループ線による方向転換を行っていたため運転台が片側にしかないという面白い構造でした。
土佐電気鉄道に移籍する際に、連接車のうち運転台があるほうの車体同士を組み合わせることで両運転台方式に改造されています。
車体にはシュトゥットガルト時代の広告がそのまま残されており、当時の雰囲気を感じさせてくれます。
ちなみに、位置情報ゲーム「ステーションメモリーズ(駅メモ!)」の中の私の推しキャラクターのひとり「リト=フォン=シュトゥットガルト」ちゃんはこのレトラムがモチーフらしいです。
推しキャラの元ネタ車両に乗れる機会に恵まれてとっても嬉しいですね。
それでは車内へ入ります。
可動式のステップを上ります。
車内はこんな感じ。
4人用・2人用のボックスシートが並んでいます。
こちらは連接部分。
発車時刻となりました。
いよいよ出発です!
続きます。