セーフティーネット・クライシスvol.3 社会保障は子どもを救えるか(10月4日放送) | すくらむ

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 ※NHKスペシャル「セーフティーネット・クライシス」の第3弾放送のお知らせです。


セーフティーネット・クライシス
vol.3 社会保障は子どもを救えるか(仮)


放送時間 2009年10月4日(日)午後9時00分~10時28分
NHK総合テレビ(※以下、NHKの番組告知です)


 経済危機が深刻化する中、大量解雇の波は、非正規労働者ばかりか正社員にまで及んでいる。世帯主の失職の影響から、いま「子どもたちのセーフティーネット」が危機に瀕している。


 OECDは、日本の「子どもの貧困」が際立って加速していると警告した。厚生労働省の調査でも、医療保険を持たない、いわゆる「無保険」の子どもは全国で3万人以上。さらに給食費や教材費が払えず小中学校への通学も難しくなったり、貧困から高校を中退せざるを得ない子どもが急増している。背景には、日本の社会保障制度が「正社員」を前提に設計されたまま、抜本的な見直しが行われていない点がある。子育て世代に当たる20代~40代の、4割近くが低所得の非正規労働者であるにもかかわらず、子供の医療費、教育費、住宅費、食費等の負担は、正社員家庭と同じく一律に求められ、貧困に拍車をかけているのだ。


 子どもたちの「健全な育ち」を保証する「人生前半の社会保障」を築くには、どのようにセーフティーネットを張り替えていけば良いのか。番組では、日本の子供たちの現状を検証し、さらにフィンランドなどの先進的な取り組みも紹介しながら、子どもたちのための社会保障・セーフティーネットのあり方について考えていく。