ども、名人です。
先日、Xでファミコンカセットに付いている穴について、コメントが上がっていたのを見ました。
皆さん、予想でいろんな事を書かれていました。
私は、この穴をどういう風に使っていたかの記憶があるので、今回説明をさせていただこうと思いました。
しかし、これは私が使っていた時の事であり、任天堂さんが何を考えてこの穴を開けたのかは分かりませんので、誤解せぬ様にお願いします。
宣伝部では、サンプルロムを制作して出版社に配布していました。そして、そのサンプルロムは、バージョンがアップされる度に作り替えを行うのです。
ファミコンのカセットを手で開けると、カセットの両脇にある爪が破損してしまう事が多いのです。
しかし、当時のメーカーには下記の図の様な工具がありました。
私はイラストを描くのがヘタなのでごめんなさい。
工具の左側にある青い四角がファミコンのカセットです。
その横の黄色丸部分に、カセットの穴を引っかけて固定します。
端子の方にも、固定するパーツが付いていました。こちらは端子に合わせて細長い形状でしたので、カセットの下部分が曲がらない様に固定する為でした。
そしてハンドルを下げて、赤丸の爪の部分をカセットの接続端子がある方の上部真ん中に引っかけてハンドルを下げると、カセットを開けることが出来ました。
カセットの表面の左右に爪が付いているので、その真ん中を引っかけて上に引っ張ることで、カセットの中心部が上に引っ張られ、それがたわみになって、左右の爪が内側に曲がる事で、爪が外れていたのだと思います。
と、ここまでになりますが…
それ以外のカセットの穴の使い方は知りません。
という事で、私が想像するには、カセットを分解する為の穴だと思っています。