ブーニンさんのピアノリサイタルに行ってきました
ブーニンさん、病気やケガにより、手術やリハビリで
しばらく演奏活動は休止されていました。
今回は、闘病から復帰された、10年振りのリサイタルツアー。
そのため、ブーニンさん、杖をつき、さらに左足は厚底の靴を履いてらした。
なんとも、痛々しいお姿でしたが、
椅子にすわり、奏でられたショパンのノクターン5番
なんとも優しく美しい音色
こんな素敵な音がピアノから奏でられるものかと
うっとりと聴いておりました
今回のプログラムは、
ブーニンさんが『家族のお気に入り作品』を選ばれたとのことでしたが、
どれも素晴らしかったです
ショパンも、シューマンも、メンデルスゾーンも、
ブーニンさんの音楽への愛、ピアノへの愛が感じられる演奏で、
とても素敵な時間でした
ゆっくりと歩きながら、舞台袖に戻っては、拍手のたびに
舞台まで出てきてくださって、最後は優しい笑顔も
最後のメンデルスゾーンの『甘い思い出』は、
いつか弾いてみたいなと思います
FAZIOLIピアノのリサイタルは初めてでしたが、
温かみのある、まろやかな音色でした
ブーニンさんの優しい演奏に、まるでピアノも喜んでいるよう