ザ・ジョジョランズ#011 THEハッスルその② ウルジャン2024年2月号発売ッッッ!後編
ザ・ジョジョランズ#011 THEハッスルその②
の続きです。
前回、ヤバいという言葉で終わりました。
「ヤバイ」
が今回はキーワードになっている気がします。
ジョディオのチーム4人はそれぞれ個性的ですが、我々読者の感覚に一番近い、つまりは普通の人に一番近い感覚を持っているのはウサギでしょう。
そのウサギは今回の襲撃を受けて、ヤバイと感じています。
ビビッて逃げようと言い出しかねないくらいにヤバさを感じているウサギ。
それに対してドラゴナはこう言います。
「あたしたちは泥棒でカネを稼ぎにここへ来た・・・世間から見て「負け犬」よ
でも最も肝心なのは・・・今のこの時点なんだよ
敵の方にとってもきっと必死なこの時点!
でも必ず勝つ!」
さらにこう続けます。
「もし最後の最後でビビッて全てを失ったらひきずるよ
オアフの家に戻ってからもあーすれば良かったってずっと後悔し続ける」
覚悟の差です。
第9部に限らず、ジョジョの奇妙な冒険の世界では覚悟があるかないかというのはとても重要な要素です。
勝てる勝てないではなく、覚悟こそが進むべき道を開いていく。
第5部「黄金の風」でジョルノが
「「覚悟」とは!!
暗闇の荒野に!!
進むべき道を切り開くことだッ!」
と言っている通りです。
だから、ドラゴナは続けてウサギにヤバイの意味についても説明し直します。
「ヤバイっていうのはね
そーゆートコだから」
ふり返ってみると、ドラゴナは危機を脱した後に敵の追跡にウサギが「THE MATTEKUDASAI」を使おうという提案をスルーしていました。
ドラゴナはウサギの覚悟の中途半端さにその時点から気付いていて、提案に乗らなかったのかもしれません。
この場面は覚えておくべきでしょう。
ウサギがこの先、どう変わっていくのか、あるいは変わらずにリタイアしてしまうのか。
後になってここがターニングポイントとなる可能性もありそうです。
バトルは常に敵とだけあるものではなく、こういう内部での闘いがあるのもジョジョの醍醐味。
しかし、ここからは目前の敵とのバトルがクライマックスへ。
これ以上触れると楽しみを奪ってしまうことになるので、この辺にしておきますが、前にも触れたようにジャングルのねこちゃんトリオは無事でした(*^▽^*)
パコは敵を仲間にしようとしていますが、はたして本当に仲間になるのでしょうか?
こういう時は新たに現れた刺客に始末されてしまうパターンも多いですが、そのセオリー通りになってしまうのか?