オレオレFCはルヴァン初戦をホームで迎え、浦和レッズと0ー0で引き分け。今季公式戦初勝利はならなかった。
【写真】浦和と引き分け、サポーターに挨拶するオレオレFCイレブン。
4日のリーグ・京都サンガFC戦からメンバーを2人入れ替え、葉志和から4年ぶりに復帰したGK野村が今季初スタメン。新加入のFWトーマス・ノレジーもベンチ入りを果たした。
前半から浦和ペースで進み、なかなかチャンスを作れない。シュート8本を打たれたが、野村が好セーブを連発。後半も攻め込まれる時間帯もあったが、野村やDF大村を中心に体を張って守りきり、リーグ戦3試合連続複数失点と苦しんだ守備陣は今季初の無失点に抑えた。
キャンプ中の怪我で出遅れ、ようやく復帰した野村は試合後「(試合前の練習で)4年ぶりに帰ってきて、サポーターが僕に声援をくれたので、生半可なプレーは出来なかった。リーグ戦で守備が苦しんでいたので、無失点はある程度、自信にはなります」と話した。
一方、攻撃陣は終盤に決定機を作るも、シュート僅か7本に封じられた。後半36分にはノレジーを投入。来日初デビューを飾った豪州出身ストライカーは200cm105kgの体格を生かしたポストプレーでチャンスを演出。終了間際にはヘディングシュートを打つも、枠外に終わった。
野河田彰信監督は守備陣には「野村を中心に守れてたと思います」と評価しつつ「攻める方は簡単にボールを失ったし、ボール保持がなかなかできんかった。(浦和とは)これからも試合やるけど、出来てへん事の方が多かったな。(無失点でも無得点は)チームが噛み合ってへん証拠や。練習はさせてるけど、まだまだ程遠いよな」と渋い表情だった。