とは言うけど、実際入ってみないと分からない地獄があるんだよなあ。
初っ端から全国転勤ありの仕事って一回飛ばされたら終わりじゃなくて数年おきにビュンビュン飛ばされることが多い。
そういう会社はもう転勤の合理性とか考えて無くて「不正防止のために人を混ぜっ返すのが手っ取り早い」「適性を確認するために色々やらせてみたい」とかで人を平気で転がしまくる。
結局何をしてるのかって言うと変に力を持った人事が支配力を維持するために、自分の気に食わない相手に合法的に制裁を加えられる機会を残してるだけだったりする。
何故なら人事が変に力を持ってる組織で採用に協力しなかったら僻地や激務に平気で飛ばされるからね。
転勤頻度が高い組織は懲罰人事を食らうリスクがあり、それに怯えた人間が滅茶苦茶な採用活動をしてると思った方がいい。
正確に言うと「人事担当者が平気でついていた嘘が実際に入ってから発覚する確率と、転勤頻度の間にはそれなりの相関がある」って感じ。
面接の点数稼ぎに全国転勤大丈夫ですって言うのは別に構わないけど、それをニコニコしながら聞いてくる会社は警戒した方がいいよ。
自分の市場価値に自信があるなら「転勤……それなりの待遇が貰えないなら無理っすねえ……」と言っておいた方が無難な可能性はあるね。
転勤っていうのは「相手の生活を破壊してまで会社の都合を優先する」っていう非人道的な行為なんだけど、その酷さに自覚がない人間はそれに文句つけた相手を「忠誠心がない」で切ってくれるから。
まともな人がいる会社は「そうだよなあ……転勤するのにまともな対価もなしじゃやってられないよなあ。こういうこと素直に言える人は信用できる」って評価してくるよ。
転勤するのにまともな対価 海外転勤なら普通にあるだろ 地方勤務は発展途上国と変わらないと言ってしまえばそれまでだが