中身はないがちゃんと読まないと話の方向を見失う不親切なテキスト
瞬間風速は出てるので自覚的な尺稼ぎと思われる
人物の感情の推移が不自然。話を続けるための都合で為替介入が入る
ロジック考えるのは得意そうだけど感情の導線作るのはまあまあ苦手なんだろうな
指向性が迷子なのは意図的らしいし当時のカルチャーではあったけど、誤魔化しにしか思えなかったな。題材がもっと砕けたやつなら何の文句もなかったけれども(まあそれだとそもそも読まなかったと思う)
指向性の両立、扱えてなかったと思う
期待してた部分はギリギリ回収できたかなくらい。つーかギリアウト
作りようによっては聲の形クラスの作品になれたはず(架空の病気というのがネック。しかしあれが刺さるレンジを広げる意味でもマストだったとは思う)
あれだけ滅茶苦茶やって全体としては破綻してなさそうなのは地力を感じる
故に驕りを感じてしまう
それはそれとして自分も世間も「遊び」というか「不合理」な部分を受け入れ難くなっているなと感じた
あの世代の美大出の漫画家、スノビってる感じある。そもそも経歴からしてって感じだけど
あいつらが描く「厳しい現実」、けっこうズルくて、理屈は通ってるし視野も狭くないんだけど、そもそもこれ描いてる人たちはそこら辺の問題をスキップしてるかもうアガってる立場から描いてるよねっていうのでどう足掻いても説得力に欠ける