2024-12-13

入社半年で辞めたけど、今だからこそ言えること

俺が最初に入ったのは、食品メーカー営業職。大学時代は「人の役に立つ仕事がしたい!」なんて考えてたけど、正直、就職活動ではそこまで深く考えてなかった。「まあ、そこそこ大きい会社だし、安定してそうだな」くらいのノリだった。

でも、入社初日から違和感はあった。

なんか空気おかしい。

朝8時に出社すると、先輩たちはすでにデスク仕事してた。「おはようございます!」って声を出しても、返事はほとんどない。なんかピリピリしてて、誰も笑ってない。「あれ、こんな感じなの?」って最初はただの緊張感だと思ってたけど、結局それがずっと続くんだよね。

最初外回り上司と一緒だったんだけど、その時点で「あ、ここダメかも」って思った。

スーパー店長に向かって開口一番、

「売上落ちてるみたいですけど、原因なんですか?」ってめちゃくちゃ高圧的。店長苦笑いしながら答えてたけど、明らかに嫌がってた。車に戻ったあと、「営業は押しが大事からな。隙を見せるなよ」ってドヤ顔で言われた時、俺の心は半分折れてた。

入社して3カ月くらい経つと、毎日家に帰る電車の中で「俺、これでいいのか?」ってずっと考えるようになった。朝5時起きで夜10時帰り。休日も「来週の営業資料作っとけよ」ってメールが飛んでくる。

唯一の息抜きだったNetflixも、疲れすぎて画面を見る気力すらなくて、寝落ちしてばっかりだった。

で、ある日とうとう限界がきた。

あれは5カ月目の月次会議。みんなの売上が未達で、部長からの怒鳴り声が飛び交う中、上司が急に泣き出した。「俺だって辞めたいよ!でも、家族がいるんだよ!」って叫んで、会議室がシーンとなった。

その瞬間、俺は「あ、辞めよう」と思った。「この会社で頑張る意味なんてない!」って心の中で叫んでた。

退職意思を伝えたら、部長めっちゃ怒られた。「お前、社会人舐めてんのか?」とか言われたけど、正直どうでもよかった。同期も「なんで辞めるの?まだ頑張れるでしょ?」って言ってきたけど、それにも特に感情は湧かなかった。

ただ、退職届を提出した日の帰り道、久々に空が明るく見えたのを覚えてる。ちょっと泣きそうになった。

辞めた後は半年バイトしながら、職業訓練校に通った。そこでExcelとか簿記とかを覚えて、IT系営業アシスタント転職した。

今の会社は、びっくりするくらい普通。朝はちゃんと始まって、昼はみんなリラックスして雑談してる。上司も「無理しないでいいよ」って言ってくれる。前の会社が異常すぎたんだなって、今になって気づいた。

たぶん「辞めたいけど、どうしよう」って悩んでる人がいると思う。

俺も最初は「辞めたら終わりだ」って思ってたけど、実際に辞めてみると、世界全然変わらなかった。むしろ、辞めたことで新しい道が開けた。

周りに流されないで自分の心の声をちゃんと聞いてあげてほしい。

  • 他人を威圧してもいい結果にはつながらないからミスや懸念を伝えやすくする雰囲気を作るほうが大事ってどっかで見たけど頭の悪い人たちの会社は言われたことしかできないからずっ...

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