20年前ぐらい前、ひいおばあちゃんの葬式にそのおじさんは居た。
なんの会話の流れだったのかはわからないけど
「あ、ぼく改造人間なので」
「そうだったね、すまんすまん笑」
みたいな話を大人同士でしていたのが強く印象に残った。
それが気になって葬式後、親に「改造人間のおじさんが親戚に居るの?」と聞いてみたが、「そんな人は居ない」と言われてそれからは聞き間違えなんだと思って生きてきた。
そして先週、おじいちゃんの葬式に行くとそこにはあの時の改造人間おじさんが居た。
すると20年分の「気になる」がどっと湧き出てきてしまい、つい「ひいおばあちゃんの葬式にも来られてた方ですか?」と聞いてしまった。
すると自分のことを憶えていてくれたらしく少し話が盛り上がり、その勢いに任せて「改造人間なんですか?」と聞いた。
するとさっきまで楽しそうに笑っていたおじさんの顔が笑顔で固まり「誰に聞いたの?」と質問された。
子供の頃に話してるのが聞こえてきたと伝えると「そっか、ぼくは改造人間じゃないよ。」とだけ言って話を切り上げてどこかに行ってしまった。
そして葬式が終わり、夜に親戚で集まりながらご飯を食べているときに20年前に葬式でみたおじさんを今日見かけたことや話したことを雑談のネタに話した。
「改造人間」
急に「疲れたから寝る」「人様の話はするべきではない」「おかしい子だと思われるから他の場所でこの事を話すんじゃない」など色々言われ、さっきまでの楽しい雰囲気はなくなり蜘蛛の子を散らすように居間から人が居なくなった。
それとも改造人間になにかがあるの?
謎だ。
😇石ノ森章太郎「ほーん、そうか、それも描いておくべきだったかー」 🐈️水木しげる「フホッ、もう寝なさい」 👼手塚治虫「ボクはケモミミよりも全身ケモノにロマンがあるとおも...
以前は心臓ペースメーカー埋め込んだばっかりだったのが最近調子が悪いので聞いてやるなってことよ