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チップセットはCPUと機器の仲介役
CPUと密接な関係がある重要なパーツが「チップセット」。チップセットは、パソコンを構成するのに必要な機能を、複数、または1つのチップにまとめたものだ。
チップセットはCPUの周辺回路として動作し、CPUとそれ以外の機器(メモリー、HDD、光学ドライブ、キーボード、マウス、ディスプレーなど)の橋渡し役となる。特にメモリーなど、CPUと頻繁にデータをやりとりするデバイスとの接続でその役割はかなり重要だ。
たとえばSerial ATAやUSB、PCI Expressといった一般的なインターフェースも、対応するチップセットがあって初めて使用できるのだ。
チップセットでも対応クロックは重要
チップセットは2つのチップから構成されていることが多い。2つの中で、CPUに近い方を「ノースブリッジ」、遠い方を「サウスブリッジ」と呼ぶのが通例だ。
ノースブリッジにはグラフィックスカードやメモリーなど、CPUとの高速なやりとりが必要とされる機器が接続される。一方、サウスブリッジにはHDDや光学ドライブ、キーボード、マウスなどが接続されるようになっている。
CPUとチップセットはFSB(FSBについては第3回「FSBって何?」をチェック!)によって接続されている。そのため、チップセットによって対応FSBクロックが異なってくる。つまりFSBが1600MHzに対応するCPUを利用するためには、チップセットもFSB 1600MHzに対応している必要があるのだ。
チップセットはインテルやAMDなどCPUメーカーの純正チップセット以外に、サードパーティー(他のメーカー)からも発売されている。ちなみにインテル製CPU対応チップセットとAMD製CPU対応チップセットに互換性はない。
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