テレビ朝日のサンデープロジェクトは、今年5月から6月にかけて「言論は大丈夫か」をシリーズ特集で放送した。取材は、ジャーナリストの大谷昭宏氏。シリーズ5回目からは「司法」に焦点を当て、5月13日「人質司法と自白強要」、5月20日「裁判員制度の『落とし穴』」、5月27日「行政訴訟はなぜ『9割敗訴』か?」、6月24日「裁判検証ができない」が放送された。 番組は冒頭で、「市民の人権・言論の自由が侵されたときに頼るべき最後の砦となるのは司法だが、はたして司法はその役割を果たしているのだろうか」という疑問を投げかけ、司法反動の実態を告発した。以下は、簡単な番組紹介である。 「人質司法」と自白強要、「判検交流」と国勝訴判決の連発 「人質司法」とは、逮捕された被告に対して、長期間身柄を拘束して自白を強要する検察・警察の常套手段である。裁判所は、捜査機関の拘留要求を追認している。 今春、12人の被告全員の無