サッカー男子英国代表主将のMFギグスが、地元・ウェールズで8月1日に行われるグループリーグA組最終戦のウルグアイ戦を前に、「英国国歌(イングランド国歌『ゴッド・セーブ・ザ・クイーン』)を斉唱中にブーイングをしないでほしい」とファンに求めている。 英国内のイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの四つのサッカー協会は元々独自に代表を編成し、国際試合を戦う。ウェールズ代表の試合前にはウェールズの〈国歌〉を斉唱している。 今回、52年ぶりに英国代表が五輪サッカーに出場。ロイター通信によると、ギグスを含む何人かのウェールズの選手は、ここまでのグループリーグ2試合では英国国歌を歌わなかった。 ギグスは「歌わなかったのは単に個人的な問題。ウェールズのファンは、我々を支えてほしい」と話す。英国は1勝1分けの勝ち点4でA組首位。(畔川吉永)