サントリーホールディングス(HD)は24日、ローソンの新浪剛史会長(55)を10月1日付で社長に迎える方針を明らかにした。佐治信忠会長兼社長(68)は代表権を持つ会長職に専念する。創業家出身者以外の経営トップは初めて。グローバル化などの課題を解決するため、経営者として実績のある人材を外部から迎え入れる動きが日本企業にも広がってきた。 新浪氏は近くローソンの取締役会長を退任し、サントリーHDの顧
サッカーというライバル 英国のスコットランドでセルティックの中村俊輔(現・横浜Fマリノス)を取材していた4年間、現地記者から返答に窮する質問をされることがよくあった。「日本では野球とサッカー、どっちが人気なの?」というものだ。 少し考え、こう答えていた。 「若者にはサッカーが人気で、中年より上には野球かな」 明るい未来が待つ21歳の若者と、老後の人生を過ごしている80歳の高齢者――。プロチームが誕生してからの年齢を人間に例えると、日本におけるサッカーと野球はそう言える。 Jリーグが1993年に産声を挙げた一方、初めてのプロ野球団である大日本東京野球倶楽部(現在の読売ジャイアンツ)が誕生したのは今から80年前の話だ。「スポーツは時代を移す鏡」と言われるが、とりわけ野球にはよく当てはまる。 終戦の1年後にリーグ戦が再開されたプロ野球は、戦後、日本人に生きる活力を与えてきた。川上哲治の下、長嶋茂
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